【配属機関概要】

3）任地（ サルト ） JICA事務所の所在地（ アンマン ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 0.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

サルト開発公社(SDC)は、サルトの開発を目的としたNGOで、サルトの文化財(歴史的建造物、無形文化財等)に関する調査や文化・教育事業など、サルトの開発に関わる多面的な活動を実施している。2008年～2010年にかけ、建築や文化財保護分野で複数のJICAボランティアが派遣され、主に、未調査の文化遺産(建築物、工作物、自然物、無形遺産等)抽出のためのフィールド調査とマッピング、データベース化を実施した。SDCは、近年は観光事業に力を入れており、USAIDの観光支援受け入れの実績がある。

【要請概要】

1）要請理由・背景

2012年9月～2016年8月まで、JICAは技術協力プロジェクトである「サルト市における持続可能な観光開発プロジェクト」を実施し、地域住民による文化資源の発掘、観光活動への参加を推進してきた。SDCは、町全体を屋根のない博物館として活性化させる「エコミュージアム構想」に基き、地域住民の観光促進活動への参加を支援する役割を果たしている。2015年1月からは、観光遺跡省からの委託を受け、サルトブランドショップの運営も担っている。サルトブランドは、一定の基準に基き認定された手工芸品や食品である。同ショップは、地域の文化資源を掘り起こすとともに、手工芸品開発を行っている女性団体をまとめる役割も果たしている。運営は軌道に乗りつつあるが、今後持続的にブランド力を上げ販売を伸ばしていくために、商品の品質向上、新商品の開発、販売プロモーションの強化が求められている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.ブランドショップの日常的な運営方法や品揃え、商品の陳列方法等の改善案を提案する。
2.新商品の開発につき、サルトの伝統文化を尊重しつつ、観光客の関心、ニーズを踏まえた開発を助言する。既存商品については改良方法について助言する。
3.販売促進活動を支援する。
4.サルトブランドに関する地域住民の意識啓発活動を支援する。
5.新たな生産者の発掘、生産者ネットワークの構築や既存商店などとの連携強化を支援する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

PC、プリンタ等

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先長:(男性/40代)
ブランドショップ担当者2名(男女/20代/大卒)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】