【配属機関概要】

3）任地（ ギザ ） JICA事務所の所在地（ カイロ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 車 で 約 0.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は、1967年に設立されたカトリック系国際NGO。弱者支援プログラムをエジプト全土に展開している。活動先となるギザのデイケアセンターはストリートチルドレンの一時避難施設として5歳から18歳までの青少年に対し、社会や家族との関係にかかるリハビリ支援を行っている。予算については非公開であるが、欧米各国からの支援を受けている。これまでに3名のJVの活動実績がある。センターの目指すところは、青少年の心身のリハビリをおこない、家族の元に戻ったり、通常の学校に戻れるようになるためのサポートにある。

【要請概要】

1）要請理由・背景

エジプトの都市部では、複雑な家庭環境のなかで、家族から逃避しストリートチルドレンになってしまう事例も多く、社会的弱者の貧困の連鎖に繋がってしまっている。この問題に対し、幾つかのNGOがストリートチルドレンの社会への統合支援を行っており、本要請の配属先もその一つである。関連省庁である社会連帯省や青年省もストリートチルドレンの問題を注視しており、これらの省庁への働きかけもNGOにとって重要なアクションとなる。配属先の目標は、ストリートチルドレンが更生し、家族との関係を修復し、通常の学校へ戻れるようになることであり、そのための支援の方法は限定されるものではなく、ボランティアからの新たな提案を期待している。また、他の団体との協力、連携により、活動内容の充実にも挑戦してほしい。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

ストリートチルドレンの心身のリハビリに貢献できるものであれば、何でも提案してほしい。
現時点で考えられる活動は、スポーツ、図画工作、音楽、演劇、読み書き、算数、英語、など多岐にわたる。
とはいえ、施設の物理的な問題(たとえば、庭が狭い)もあり、このような問題をいかに解決するかも、活動の一つとなる。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

教室(ホワイトボードのある10名程度の部屋)、6m×12m程度の狭い庭

4）配属先同僚及び活動対象者

センター長:男性、50代
ソーシャルワーカー6名程度(うち1名は家政を担当、他のスタッフは特技はない)
掃除、給食などのスタッフ4名程度
対象となる子供:5歳～18歳
利用者数は日によって偏りがあり、3名～25名

【資格条件等】

[参考情報]：

　・子供に寄り添えること

【地域概況】

【特記事項】