2017年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL46917B07)
募集終了

国名
モロッコ
職種コード 職種
H107 助産師
年齢制限
活動形態
グループ型
区分
交替
2代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2018/1 ・2018/2 ・2018/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

保健省

2)配属機関名(日本語)

エルジャディーダ県保健支局

3)任地( エルジャディーダ県エルジャディーダ市 ) JICA事務所の所在地( ラバト )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 鉄道 で 約 3.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

エルジャディーダ県内2か所の県病院と、32か所の保健センター(7か所の分娩施設付保健センター含む)及び簡易診療所を管轄している。地域保健はSRES(地域保健担当部署)が、母子保健や地域保健、巡回診療などを担当している。同支局が所在するエルジャディーダ市内には一次医療機関として5か所の保健センターがあり、母子保健分野に関しては妊婦健診、家族計画、乳幼児の予防接種等を業務として行っている。分娩施設付保健センターでは助産師が分娩介助を行っている。各保健センターでは、妊婦健診プログラムの一環として母親学級を実施することが保健省により決められている。

【要請概要】

1)要請理由・背景

モロッコでは妊産婦及び乳幼児死亡率が高く、保健省では周産期ケア改善を重点課題の一つとしており、日本は無償資金協力「地方村落妊産婦ケア改善」による産科関連医療施設、技術協力プロジェクトと国内研修を中心とした保健人材の育成に重点を置いた協力を展開してきた。保健省は2009年より、妊産婦の知識向上を図るため母親学級の全国展開を進めており、JICAの母子保健専門家(帰国済)及び数名のJICAボランティア(助産師、看護師)が母親学級の実施や講習会、教材作成支援を行っている。
同支局には2016年8月より青年海外協力隊(助産師)が派遣されており、市内の保健センターと分娩施設付保健センターにて主に母親学級の普及を行っている。同活動は着実に定着されてきているが、引き続き母親学級の定着・質の向上にかかる普及活動が期待されているため、ボランティアの要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

保健省支局のSRES(地域保健、巡回診療等、病院以外の業務を担当する部署)に所属し、エルジャディーダ県内複数の保健センターにて、母子保健/周産期担当官等とともに下記の活動を行う。
1. 母親学級の定着・質の向上のための支援を行う。
2. 産前・産後健診の質の向上を図る。
3. 職場環境の整備の啓発活動を行なう。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

啓発教材(視聴覚機材、教材)、パソコン、プリンター

4)配属先同僚及び活動対象者

保健支局長(医師)
SRES医師長、看護師長、母子保健/周産期担当官、家族計画担当官、その他保健行政官
保健センタースタッフ(医師、看護師、助産師)

5)活動使用言語

フランス語

6)生活使用言語

アラビア語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(助産師)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:同僚の経験年数が長いため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(地中海性気候) 気温:(5~40℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

本要請は啓発活動のみで身体への侵襲行為は行わない。安全な交通手段が確保される地域で活動する。モロッコの医療従事者は日本とは業務に関する考え方が異なるため、違いを受け止め活動することが求められる。