2018年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL46918A08)
募集終了

国名
モロッコ
職種コード 職種
G236 家政・生活改善
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2018/3 ・2019/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

青年・スポーツ省

2)配属機関名(日本語)

ベニメラル州支局

3)任地( ベニメラル県ベニメラル市 ) JICA事務所の所在地( ラバト )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 5.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は青年スポーツ省管轄の女子職業訓練センターで、1979年に設立された。訓練科目として裁縫、美容、情報技術、料理、保育があり、各コース約25名の訓練生、約3名の講師がいる。
訓練生の年齢は15-30歳で修業期間は2年であり、修了者には省庁の免状が交付される。
同センターには2011年より2年間JICAシニア海外ボランティアが裁縫学科で活動していた。

【要請概要】

1)要請理由・背景

モロッコは好調な経済成長を続ける一方で地方部は、若年層の高い失業率や、都市部と農村部の社会経済的な格差といった課題がある。そのため、経済を安定成長させるため、産業の振興や輸出基盤の拡大を必要としている。
近年モロッコの伝統衣装を含めた衣類はモダンなデザインが用いられている。裁縫の指導員は知識・経験を持ち合わせているものの、新しい知識に触れる機会がなく、現代のニーズに講義内容が追い付けていないのが現状である。
変化が進む服飾業界において、新デザインの導入が必要とされており、それに伴う技術への助言、導入を行うため、今回の要請がなされた。
メインの活動は裁縫コースとなる予定。料理コースでは材料を十分に揃えることができず、製菓の授業が中心となっているが、配属先との協議の結果、こちらの指導も可能な範囲で期待されている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

青年スポーツ省管轄の女性職業訓練センターにて、カウンターパートの指導者と協力し、以下の活動を行う。
勤務日は月曜から金曜。講義時間は8:30-13:30、14:30-17:30である。
1)裁縫コース、料理コースの講師補佐役として裁縫および料理技術向上のための助言指導を行う。
2)現地にとって新しいデザイン、メニューの提言を行う。
3)カリキュラムの見直し、教材作成を行う。
4)訓練生の進路開拓支援を行う。
5)余裕があれば、情報技術コースの講師補佐役として、同コースの学生にOfficeソフトの初級レベルの指導等を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

ミシン12台(JUKI等)、電子レンジ、オーブン、コンロ、冷蔵庫

4)配属先同僚及び活動対象者

支局長(男性、40歳代)
裁縫、料理コース講師(各コース女性、4名)
学生(各コース女性 15-30歳、約25名)

5)活動使用言語

フランス語

6)生活使用言語

アラビア語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(女性) 備考:訓練生が女性のため

[学歴]:(短大卒) 備考:学生への指導が必要なため

[経験]:(    ) 備考:

[参考情報]:

 ・洋服作りの基礎知識と技術、洋服作成経験。

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(地中海性気候) 気温:(0~45℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

対象となる学生は経済的・社会的に困難を抱えた若年層の女性たちが多いため、根気強い姿勢が求められる。訓練生のほとんどはフランス語を話すことができず、講義はアラビア語で実施されている。