要請番号(JL47521A05)
募集終了
・2022/1 ・2022/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
社会問題省
2)配属機関名(日本語)
肢体不自由者協会カズナダール支部
NGO
3)任地( チュニス県バルドー市 ) JICA事務所の所在地( チュニス県チュニス市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 0.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属機関は1967年に設立された身体障害者や知的障害者及び重複障害者を支援するNGOである。全国には約20の支部があり、本配属先は、その本部機能も兼ねている。主な事業は、リハビリ分野と教育分野に分かれている。前者は理学療法、作業療法、言語療法によるリハビリサービスの提供である。後者は算数や国語の特別支援教育や社会・余暇活動及び職業訓練の機会の提供等である。現在、4~15歳の子供たち約120名が通所者として在籍しており、彼らの多くは脳性麻痺の障害を抱えている。年間予算は、約360万円である。
【要請概要】
1)要請理由・背景
当国の障害者支援分野は、国営の組織・施設が未だに不十分な状況にあることから、本配属機関のようなNGOが社会問題省から補助金を受けながら、各々サービスを提供している現状にある。ゆえに、NGOが果たす役割は非常に大きい反面、運営資金の調達やサービスの質を保つことに苦心している側面もある。係る事情から、JICAはこれまで当国の当該分野に多くの海外協力隊員を派遣してきた実績がある。同配属機関もまた、これまで7名の海外協力隊員を各支部で受け入れた経験がある。こうした背景から、今般の配属先であるバルドー市カズナダール支部でも、新たに海外協力隊員の要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先の同僚らと協力し、以下の活動を行う。
①利用者に対し、作業療法及びリハビリを行う。
②より質の高い障害者支援サービスを提供できるよう、改善提案やワークショップの開催等を行う。
③作業療法の大切さや意義を利用者の保護者や関係者に促し、家庭でできる療育方法や家族指導等を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
作業療法室、作業療法に関わる用具
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚
会長:男性1名、50代 本部支部長:男性1名、40代
施設長:男性1名、40代 職員:45名(うち大卒特別教育士15名、理学療法士3名、言語聴覚士2名、心理学士1名、作業療法士1名(女性20代大卒)を含む)
活動対象者
利用者:4~15歳の障害児・障害者、約120名
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
アラビア語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(作業療法士)
[性別]:(女性) 備考:同僚や活動対象者の性別を考慮
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:業務上必要
[参考情報]:
・障害者福祉分野における実務経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(4~45℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
現地においては、フランス語も通用するが一般的に口語においては、アラビア語チュニジア方言が使われている。なお、正則アラビア語とアラビア語チュニジア方言には隔たりがある。