要請番号（JL50620A11）
募集終了
| ・2020/2 ・2021/1 |
【配属機関概要】
1）受入省庁名（日本語）
連邦教育省ティグライ州教育局
2）配属機関名（日本語）
ズクレ・セマエタット小学校
3）任地（ ティグライ州ウクロ ） JICA事務所の所在地（ アディスアベバ ）
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機+ﾊﾞｽ で 約 2.0 時間 ）
4）配属機関の規模・事業内容
ティグライ州の州都メケレからミニバスで1時間の町ウクロにある公立小学校。5年前に設立された新設校である。生徒数約950名、職員数は33名。エチオピアの小学校はGrade1～Grade8の8年制(小学校1年～中学校2年に相当)で概ね7～14歳の生徒が在籍しており、授業には州の公用語であるティグライ語が用いられている。年間予算は約80,000ブル(約25万円)。理科の授業は、Grade6までは1科目、Grade7～8では物理・化学・生物に分かれて実施されている。同校へのJICA海外協力隊の派遣は今回が初めてとなるが、以前同任地に派遣されていた理科教育隊員が同校で巡回指導を行っていた。
【要請概要】
1）要請理由・背景
エチオピア政府の教育方針では、理論偏重の教育からより実践的な教育への転換を目指している。しかしながら教育現場では、教員の実験に関する経験・知識不足や教材の入手困難から依然として板書中心の授業が主流であり、実験・観察を取り入れた実践的な理科授業の普及が課題となっている。配属先校も設立5年と新しいため、実験器具がそろっておらず、教員のモチベーションは高いものの十分な実験授業が実施できていない状況である。隊員には、現地教員に対する研修会の実施や現地教員とともに身近な材料を使った実験授業を考案し、同校での実践的な理科授業の実施を支援することが求められている。また、可能であれば算数などの教科への支援も期待されている。
2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）
1.同僚を対象に薬品・器具の取り扱いや現地で入手可能な材料を使用した理科実験の紹介などの研修会を実施する。
2.中学校1～2年生に相当する生徒を対象にし、同僚とともに実験や観察を積極的に取り入れた授業を行う。
3.配属先周辺校の理科教員を対象に理科授業セミナーを計画的に実施する。
3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
理科実験室、サイエンスキット(新品ではなく中身は揃っていない)、薬品(種類や数は少ない)、器具:顕微鏡、試験管、人体模型など(数は少ない)、手作りの教材
4）配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:校長:男性50代
同僚理科科教員:8名(20～50代 大卒または院卒) 男性1、女性7(一般理科5、物理1、化学1、生物1)
活動対象者:Grade7～8(中学校1～2年生に相当)の生徒:約45人/クラス、各学年3クラス
5）活動使用言語
英語
6）生活使用言語
その他
7）選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]：（ ）
[性別]：（ ） 備考：
[学歴]：（大卒）理工系 備考：配属先学歴レベルとの調和
[経験]：（ ） 備考：
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]：（ステップ気候） 気温：（15～30℃位）
[通信]：（インターネット可 電話可）
[電気]：（不安定）
[水道]：（不安定）
【特記事項】
活動には現地語(ティグライ語)によるコミュニケーションが必要となる。ティグライ語は、エチオピア派遣後の現地語学訓練で学習する。
停電:30分～数時間程度の停電が週数回発生、断水:ほぼ毎日発生