要請番号(JL50620A24)
募集終了
・2020/2 ・2020/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
労働・社会政策省
2)配属機関名(日本語)
エチオピア障害支援センター (ECDD)
NGO
3)任地( ティグライ州メケレ市 ) JICA事務所の所在地( アディスアベバ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
ECDDは、エチオピア国内の全ての障害者が社会的・経済的サービスを受けられるようになること、並びに障害者が抱える問題を社会に周知することを目的に、2005年に設立され、国内4か所で事業を展開している。エチオピアでは未だ障害者に対する行政サービスの提供が十分ではなく、教育・保健・福祉サービスなどを受給しにくい状況から、障害者がより貧困に陥りやすい現状がある。ECDDは、年間1億5千万円の予算で、1.障害者の受入を教育・保健機関に掛け合い、2.障害者に対して職業訓練を提供し、3.コミュニティの障害者に対する認知度を高めるための事業を実施している。
【要請概要】
1)要請理由・背景
エチオピアでは未だ障害児の就学率が低い現状がある。背景としては、教育機関へのアクセスの悪さや、親の障害児に対する期待値の低さも挙げられるが、障害児が継続的に教育を受けられないのは、学校関係者の障害児(受け入れ)に対する消極的な批評や教育者の能力・知識不足が主な原因であると分析されている。ECDDはインクルーシブ教育プログラムを立ち上げており、教育機関を対象に関係者の意識・能力向上にかかる研修を実施しているが、日本の教育機関による障害児受入体制や特別支援学級プログラムの内容を応用すべく、これらに精通する隊員が要請された。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
NGOスタッフの一員として、以下の活動を行う。
1.ECDDの事業概要(特にインクルーシブ教育プログラム)を把握する。
2.現職教員研修資料の内容を分析し、プログラムチームに対し改定作業時に助言をする。
3.研修に参加し現職教員に対し日本の体制とプログラムを紹介、実行計画案に対し助言をする。
4.教育事務所研修資料の内容を分析し、プログラムチームに対し改定作業時に助言をする。
5.研修に参加し、教育事務所策定の改定版事業計画に対し助言をする。
6.3.5.の研修内容の改善点をプログラムチームおよびECDDに提案、研修内容をチームとともに修正する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
オフィス、机・椅子、プリンタ、文房具、配属先車両
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
インクルーシブ教育プロジェクトコーディネーター、
男性、30代、大学院卒
活動対象者:
小学校教員約180名、短大卒~大学院卒
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)教育学 備考:要請内容遂行上必要になる
[経験]:( ) 備考:
[参考情報]:
・特別支援学級での指導経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(ステップ気候) 気温:(10~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
・大学では特別支援教育専攻を履修していること。
・生活使用言語はティグライ語となる。
・水道は平均週に3日程度断水・電気は毎日平均3時間程度停電