2020年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL50620A30)
募集終了

国名
エチオピア
職種コード 職種
G158 理科教育
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2020/2 ・2021/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

連邦教育省アムハラ州教育局

2)配属機関名(日本語)

アブチクリ小学校

3)任地( アムハラ州ドルベテ ) JICA事務所の所在地( アディスアベバ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 2.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

アムハラ州の州都バハルダールからミニバスで1.5時間の町ドルベテにある公立小学校。生徒数約870名、教員数は25名。エチオピアの小学校はGrade1~8の8年制(日本の小学校1年~中学校2年に相当)で概ね6~15歳の生徒が在籍している。理科の授業は、Grade6までは1科目、Grade7~8では物理・化学・生物に分かれて実施されており、G1~6の授業には現地公用語であるアムハラ語、G7~8には英語の教科書が用いられている。年間予算は約100,000ブル(約40万円)。2015年に日本大使館の草の根無償資金協力により校舎が増築されており、旧校舎を理科実験室に転用している。

【要請概要】

1)要請理由・背景

エチオピアでは理数科教育に重点を置いた教育政策が取られており、理論偏重の理科教育から実験や観察を取り入れた実践的な教育への転換がはかられている。しかしながら教育現場では、教員の実験授業に関する経験・知識不足や教材の入手困難から依然として板書中心の授業が主流であり、実験・観察を取り入れた実践的な授業の普及が課題となっている。配属先校でも実験室での授業が行われているが、現地教員の実験授業に関する経験不足などから、その量や質は十分ではない状況である。そこで現地で入手可能な材料を用いた教材の作成や実験の提案と同校への定着化が期待され、本要請が出された。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

1.同僚教員と協力して、理科実験室の整備を行う
2.Grade5~8(小学校5~中学校2年生に相当)を対象とした理科実験や観察を適切に取り入れた学習者主体の授業の実施支援
3.同僚理科教員を対象に現地で入手可能な材料を使用した理科実験の紹介や実践的な授業方法の研修会を実施する
4.生徒の理解を助ける掲示物などの視覚教材の作成支援

※可能であればG1~4(小学校1~4年生)の理科授業への同様の支援も期待されている。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

理科実験室、サイエンスキット3つ(新品ではなく、中身は揃っていない)、薬品(種類や数は少ない)

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:校長 男性30代
同僚理科教員4名 男性30代、大卒(化学1、物理1、生物1、一般理科1)

活動対象者:Grade5~8(小学校5~中学校2年生に相当)の生徒 約50人/クラス

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒)理工系 備考:実験の知識と経験が必要

[経験]:(    ) 備考:

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(ステップ気候) 気温:(10~30℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

活動には英語に加え、現地語(アムハラ語)によるコミュニケーションが必要となる。アムハラ語は、エチオピア派遣後の現地語学訓練で学習する。
停電:30分~数時間程度の停電が週数回発生、断水:ほぼ毎日発生