【配属機関概要】

3）任地（ エンブ ） JICA事務所の所在地（ ナイロビ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 3.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先はケニア全国に120余りある水供給会社(WSP)の一つである。エンブとその周辺地域に対する給水と一部地域で下水道サービスを行っている。同社は2002年に敢行されたケニアの水セクター改革を経て、2005年に民営化され、現在、独立採算制を取り入れ操業している。組織は業務執行取締役のもと、経営部門と技術部門で構成されている。また、日本の無償資金協力により取水施設や浄水施設(小水力発電設備を含む)、貯水槽などが整備され、2012年より稼動している。2011年7月よりJV(水質検査)が活動し、現在、シニア海外ボランティア(平成26年度2次隊/上水道)が活動している。

【要請概要】

1）要請理由・背景

配属先は、2012年に日本の無償資金協力で整備された浄水場の稼動により、水道普及率も70%と向上し、水道料金収入は月2,000万円程度と援助効果が大いに発揮されており、東アフリカ・中央アフリカのリーディングカンパニーを目指している。水道普及率向上と水道収益により、また、世界銀行の融資を利用し市街地域の下水道整備に乗り出す予定である。
配属先からは、現在派遣中のシニア海外ボランティア(以下SV)が水道給水地域の拡張に取り組んでいることや、下水道整備を始めようとしている現状から、水道技術者と下水道技術者(SVレベル)、またAUTO CADができる青年海外協力隊員などの継続的な人的援助が求められている。このうち、本要請は図面作成及び修正をするためのAUTO CADを使用できるJVを要請するものである。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

下水道施設設計は、世界銀行関連コンサルタントが行う予定であるが、配属先スタッフは図面設計の経験や知識が乏しく、AUTO CADを用いて設計を支援できる人材が要望されている。

1.下水道整備にかかる図面の設計・修正。
2.図面作成にかかる測量。
3.ケニア人スタッフとの協働作業を通し、設計にかかる技術支援も期待されている。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

測量機器、AUTO CAD、GPS

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先長は業務執行取締役(60代男性、専門分野で30年以上の業務経験)。
部長代理(30代前半のアシスタント・エンジニアが兼任)。
エンジニアと呼ばれる職員は2名。
GISオフィサー(30代男性)。

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】