【配属機関概要】

3）任地（ エルダマラビネ ） JICA事務所の所在地（ ナイロビ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 4.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

ケニア森林公社(KFS)は森林保全活動を主な業務とする政府系機関である。違法伐採の取り締まり、苗木の生産及び配布、住民による植林活動の推進、育林技術指導などに取り組んでいる。ケニア国内に500近くのオフィスが点在している。
KFSとJICAとは技術協力プロジェクト「半乾燥地社会林業強化」(2004年3月～2009年3月)を実施するなど、長い協力実績がある。
当配属先では青年海外協力隊を平成25年度3次隊(2014年3月～2016年8月)で初めて受け入れた。

【要請概要】

1）要請理由・背景

所在地はバリンゴ・カウンティ南部、ナクルから北西に約65km、標高は2,000mを超える。同配属先が管轄しているのはバリンゴカウンティ南部にある7つの森林ブロックで、森林面積は52,000ha。同配属先はエコシステム・プロジェクト(LCICP/Lembus Catchment Integrated and Conservation Project)という環境保全プロジェクトの一環を担っており、参加型森林管理計画 (PFMP)を実施している。また、同敷地内のナーサリーでは主にサイプラスと呼ばれる針葉樹を栽培しており、その多くは木材として使われる。
現在派遣中の青年海外協力隊員は、現地に植生する樹種の枝を使って新たな木を育てる挿木実験を行なったり、複数のコミュニティ森林保護団体(CFA)への支援を行なったりしている。これらの活動には更なる時間を要するため、2代目となるボランティアが求められた。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

現地のニーズに基づき、以下のような活動が想定される。
1.同配属先で実施しているエコシステム・プロジェクトをサポートする。
2.コミュニティ森林保護団体(CFA)らと協力し、森林隣接地域の住民の森林保護意識の理解を促進する。
3.バランスの取れた森林資源の活用(森林資源を増やしつつ減らさない)などへの取り組みに協力する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

オフィスにはコピー機、プリンター、パソコン5台程度の他、公用車が1台あるが、いずれも使用に制約がある。

4）配属先同僚及び活動対象者

バリンゴ・カウンティのエコシステム・コンサベイター(40代・男性)を筆頭に、7つの森林ブロックを担当するフォレスト・マネージャー(大卒レベル、いずれも森林系の学位を取得)、レンジャー(森林保護官)などの人材を配している。活動対象者は森林に隣接する地域の住民、農民である。

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】