要請番号(JL51516B17)
募集終了
2代目
・2017/2 ・2017/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
環境・水・天然資源省
2)配属機関名(日本語)
ナロック上下水道信託会社
3)任地( ナロック ) JICA事務所の所在地( ナイロビ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先はケニアに120余りある水供給会社(WSP)の一つで、ナロック(人口約5万人)とその周辺地域に対する給水と下水道サービスを供給する。配属先は2002年に敢行された水セクター改革を経て、2007年に民営化された。年間予算は38,000米ドル程度。技術部門、営業部門、サポート部門からなる。
JICAはナロックにおいて無償資金協力「ナロック給水拡張計画(2013年7月~2017年12月)」、技術協力プロジェクト「無収水管理プロジェクト(2010年9月~2014年10月)」、青年海外協力隊派遣(平成25年度4次隊)等の協力を実施している。
【要請概要】
1)要請理由・背景
現在派遣中の青年海外協力隊員(コンピュータ技術)は、上述のプロジェクトの進捗状況と並行しつつ、①給水拡張計画で建設されるパイプラインのマッピングと既設のパイプラインのマッピング、②無収水管理と関係した無収水削減のための既設のサービスラインのマッピングとそのためのデータ分析、③給水拡張計画後に必要な旧から新へのデータメンテナンス作業に取り組んでいる。
ナロック給水拡張計画後、ナロックタウンの給水システムが大きく変更されることになる。配属先(NARWASSCO)ではソフト面からの継続的な支援が求められた。また配属先ではナロックタウン以外にも周辺地域の給水事業を統括しており、それら全域で包括的にソフト面の整備をする必要があるため、後任者が求められた。なお、今後、同配属先には、もう一名の青年海外協力隊員(水質検査)が派遣される予定。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
現在派遣中隊員が構築予定のGIS関連システムをメンテナンス後、現地職員らに引継ぎ、離任を迎える想定である。
1.ナロック給水拡張計画後、ケニア側によるサービスライン敷設は数年がかりになると予想される。サービスライン敷設に平行し、順次データを収集し、データベースへ格納していく。 2.無収水削減について、給水拡張計画後はJICAプロジェクトなどで定めたスキームで実行できなくなる。新しいスキームでDMA(District Meter Area)を定め、GISデータなどを利活用しながら、無収水削減対策と分析のための必要なサポートを行なう。 3.ナロックタウン以外の事業地域について、GISでの既設管のデータ収集は完了予定だが、それ以外のデータマネジメント及び無収水管理についてもサポートが求められる。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
QGIS、ArcGIS for Desktop 10.2(1ライセンス)、GPS1台、デスクトップPC5台、複合機プリンタ2台、スイッチ2台、Wifiルーター
4)配属先同僚及び活動対象者
スタッフ総数は30~40人程度。現在派遣中の青年海外協力隊員は技術部門に所属し、テクニカルマネージャー(兼無収水担当)とGIS担当者の2名との協働を進めている。また業務のシステム化や無収水対策などをするために水道メーター読取担当者(現在6人)やフィールドオフィサー(現在6人)との連携が必要となる。
5)活動使用言語
スワヒリ語
6)生活使用言語
スワヒリ語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:SEとしての基礎が必要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温帯気候) 気温:(15~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)