【配属機関概要】

3）任地（ ミュランガ ） JICA事務所の所在地（ ナイロビ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 2.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

リマンドホームは、罪を犯した子どもやストリートチルドレンなど補導・保護され係争中の子どもを、処遇が決定するまで一時的に拘置する施設である。子どもたちの滞在期間は原則3ヶ月以内だが、裁判所の手続きに左右され、長期間滞在する子もいる。その間、子どもたちに生活指導やカウンセリングを行い、規則正しい集団生活を通じて掃除・洗濯・料理等の基本的な生活スキルや共同生活の規範を身につける。
配属先は1980年代に設立された歴史ある施設で、一部の設備は2005年に増築された。7-18歳の子どもたちが、常時20-30名程度収容されている。

【要請概要】

1）要請理由・背景

リマンドホームの一義的な目的は子どもの拘置であり、教育・更生ではないため、収容者は学齢期の子どもであるものの、教育(学業・運動・情操)を受ける機会がほとんどない。児童局ではこの状況を改善しようと子どもたちの学ぶ機会を見直し、リマンドホームへのインフォーマル教育の導入を目指している。
現状では配属先の子どもたちは掃除・洗濯・料理当番以外にやることがなく、無為な時間を多く過ごしている。友人と話をしたり、ボードゲームをしたりする者が多い。カウンセリングが稀に行われるが、子どもたちの社会復帰にプログラムにはなっていない。JVには限られた施設・職員の中で、子どもたちの社会復帰、復学のために、実施可能なインフォーマル教育のプログラムを一緒に考え、実践してほしいと要請に至った。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.職員と共に施設の現状と子どもの社会復帰に向けたニーズを把握する。
2.限られた施設・職員・資材で実現可能な基礎教育(プリント学習等)、運動、アート等の多様なインフォーマル教育のプログラムを提案し、実践する。
3.子どもたちの記録や報告書の取りまとめなど、同僚の業務の効率化、業務環境の整備を支援する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

教室(1室)、黒板、事務机、椅子

4）配属先同僚及び活動対象者

【配属先同僚】
施設長(男性)、ソーシャルワーカー、事務員、運転手等 9名

【活動対象】
7-18歳の子ども 20-30名程度

【資格条件等】

[参考情報]：

　・教育等類似の分野での実務経験 2年以上

【地域概況】

【特記事項】