2016年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL52416B45)
募集終了

国名
マラウイ
職種コード 職種
H110 薬剤師
年齢制限
活動形態
グループ型
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2017/1 ・2017/2 ・2017/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

保健省

2)配属機関名(日本語)

マラムロ病院

3)任地( チョロ県マクワサ ) JICA事務所の所在地( リロングウェ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 7.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

マラムロ病院は1902年設立の歴史ある病院で、内科、外科、産婦人科、小児科、歯科等を有する、病床数275の総合病院であり、近隣の小さい病院から患者を引き受ける病院としても役割を果たしている。地域の16の診療所及び3ヘルスセンターの運営も行い、地域住民約13万人に対して安価(一部、無料)で保健医療サービスを提供している。Christian Healthcare Association of Malawi(CHAM) から資金援助を受け、ガン検診、HIV検査・カウンセリング、栄養指導、感染予防、家族計画等の活動を行っている。年間予算は約135万ドル。JICAボランティアの受け入れは初めてである。

【要請概要】

1)要請理由・背景

マラウイでは医薬品の大部分を外国からの援助に頼っており、供給量が限られていることに加え、薬剤の適正使用をモニタリングする体制が整っていないこと、また、医療従事者の知識不足により、重要な医薬品ですら在庫切れがしばしば生じているのが現状である。そのため、5S-KAIZENアプローチを用いて薬局の業務を改善し、在庫管理の最適化、発注、受注など流通全般の効率化、患者待ち時間の短縮等の取り組みに対する支援が求められており、JVが要請された。
同時に同病院で要請された看護師JVと連携し、国内で5S-KAIZEN活動を行う他のJICAボランティアとも協力して、5S-KAIZENの全国展開を支援することも期待されている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

薬局スタッフ、院内の他のJICAボランティア等と共に以下の業務にあたる。
1.薬局における5S-KAIZEN活動を推進し、在庫探索時間の短縮、発注管理の効率化、薬剤の保管状況の適正化を目指す。
2.院内スタッフによる薬剤の誤使用や投薬漏れなどを予防し、薬剤使用の安全性を向上させる取り組みを行う。
3.5S-KAIZENに取り組む他のJICAボランティアと協力し、院内外への5S-KAIZEN普及を促進する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

保健省が供給する健康教材等

4)配属先同僚及び活動対象者

病院長 男性1名(50代)
5Sコーディネーター 女性1名(40代)
医師 16名
看護師 26名
カウンターパート:薬剤技術者 男性(40代、短大卒レベル)
その他管理部門スタッフ等

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

英語(レベル:B)

【資格条件等】

[免許]:(薬剤師)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:指導的立場につくため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(10~30 ℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

マラウイでは保健省を中心に医療施設への5S導入を進めており、県病院及びヘルスセンターでJICAボランティアが支援を行っている。本要請はその活動を地域レベルにまで拡げるものとしても位置付けられている。