【配属機関概要】

3）任地（ ザンジバル都市部西部州キズィンバニ ） JICA事務所の所在地（ ダルエスサラーム ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 船+ﾊﾞｽ で 約 3.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

ザンジバルの中心地ストーンタウンから15km北東のキズィンバニ村に位置する同研究所の歴史は、1933年にイギリス植民地下でのクローブ(ザンジバル名産のスパイスの一つ)の病気を管理するための機関に遡る。その後タンザニアの独立を経て、現在はザンジバル農業天然資源省下の研究機関となっている。農業研究所とはいえ、農業、畜産、林業、漁業を扱っており、ザンジバル各地に施設をもつ。隊員を要請しているキズィンバニ研究所は主に農作物(米、メイズ、バナナ、キャッサバ等)の品種改良、農業普及員・農民の研修、関連情報の提供等に取り組んでいる。年間予算は約46万USドル。

【要請概要】

1）要請理由・背景

ザンジバルの農業研究分野においてイネは最重要作物である。本研究所は、イネ部門では日本の技術協力が大きくかかわるネリカ米(New Rice for Africa)に取り組んできており、イネの研究における農作物としての評価のための指標の一つがコメの性質であることから、_コメの品質の分析および改良を行ってきた(2011年にはこれに関わるために短期ボランティアが9ヵ月間派遣された)。現在では、イネを中心とした穀物の研究成果をザンジバルの農家に共有・還元し、地域に適したより効果的な栽培方法を普及しているが、必要な知識を持つ普及員が不足しており、普及方法においても改善の余地があるため、関連する知識を持つJICAボランティアの要請が要請された。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1. 農家を対象とした稲作トレーニングのプランニングおよびそのシラバス作成に関わり、有効な提案を行う。
2. 農家に対し、地域特性に合ったコメの生産性向上に貢献する知識・手法の共有を行い、その成果を検証する。
3. 配属先である研究所に隣接する農業研修所における稲作・食用作物栽培研修の包括的な補助を行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

自動二輪車

4）配属先同僚及び活動対象者

40代～50代の4人の職員

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】