要請番号(JL55120A02)
募集終了
2代目
・2020/2 ・2020/3 ・2021/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
農業省
2)配属機関名(日本語)
ニンバ郡農業事務所
3)任地( 東部州ニンバ郡ニンバ ) JICA事務所の所在地( ルサカ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 5.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
ニンバは首都ルサカから約300km東に位置しており、人口約95,000人を擁する。人口のほとんどは家族単位の小規模農家として農業に従事している。配属先の郡農業事務所は政府機関として、小規模農家への技術支援や農薬配布、生産高の調査、食料安全保障推進等を主な業務としている。東部州は2019年に終了したJICAコメ普及支援プロジェクトの対象地域の一つとなっていたため、播種や収穫に係る研修を各地で開催した。また、ニンバ郡農業事務所の作物担当官は JICAの本邦研修(稲作)の参加経験がある。2018年9月よりコミュニティ開発隊員が活動中。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ザンビアでは、国民の大半は農業で生計を立てており、メイズ(トウモロコシ)を主食とした自給自足の生活を営んでいる。高付加価値作物による収入創出、食料安全保障、持続的な農業の観点から、メイズに依存した農業からの脱却を目指し、現在コミュニティ開発隊員が、ダンボ(低湿地帯)が広がるニンバ郡の地の利を活かしたネリカ米普及活動を行っている。現在、農業系の隊員が中心となり、各農業事務所のカウンターパートや農業普及員を対象に、上記コメ普及支援プロジェクトで習得した技術研修を計画しており、今後もニンバにおける稲作普及促進および、そのための研修を実施していく予定であることから、後任の要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
農家を取りまとめるキャンプオフィサー(農業普及員)とともに下記の活動を行う。
1.地域の生活環境を知るためのフィールドワークを実施し農家を取り巻く課題を把握する。
2.デモ圃場の整備、ワークショップの開催などにより稲作の普及促進を図る。
3.稲作希望農家を巡回し、稲作適地の選定などの具体的な指導・アドバイスを行う。
4.農閑期には農家の生活向上・収入向上につなげるための活動(作物保存方法の改良やSHEPアプローチ(市場志向型農業振興)の普及など)を行う。
※ザンビアにて稲作専門家から技術支援を受けられるため、応募時に稲作の知識・経験は必要ない。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
事務所執務スペース(机・椅子など)、陸稲播種用ラインマーカー、稲用水分計、足踏み式脱穀機、デジタル秤、ブルーシート、精米機
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
農業事務所長(男性50代、大卒レベル)
副事務所長(女性30代、大卒レベル)
農作物担当、栄養担当、農業経営担当、他
(男女 30-50代、大卒、専門学校卒)
活動対象者:
地域のキャンプオフィサー(男性・女性 20-40代)、農家
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:( ) 備考:
[参考情報]:
・農業や農村開発に関する知識や経験
任地での乗物利用の必要性
単車小型自動二輪免許が必要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(10~40℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
生活使用言語はニャンジャ語。稲作の専門知識は必須ではないが、最低限、農業や植物への興味・関心を持っていることが求められる。