【配属機関概要】

3）任地（ 東部州チパタ郡チパタ ） JICA事務所の所在地（ ルサカ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 9.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

チパタ郡地域開発事務所が属する地域開発社会福祉省は、コミュニティのエンパワーメントを通じて貧困を撲滅することを目標に掲げており、2006年には国連開発計画(UNDP)の支援の下、地域の女性を対象としたマイクロファイナンス事業(通称ビレッジバンク)が開始された。チパタ郡地域開発事務所では、2014年よりこのビレッジバンクを実施している。当初は元本約12万円、受益者24名であったところ、現在では元本約140万円、受益者は6地域の170名まで拡大している。2018年9月よりコミュニティ開発隊員が活動中。

【要請概要】

1）要請理由・背景

チパタ郡地域開発事務所では、ビレッジバンクの更なる拡大を目標としており、ただ単に資金を貸し出すのではなく、ビジネスマネジメントや簿記の研修が必要だと考えているが、同事務所の普及員はそれらの知識・経験を持ち合わせておらず、効果的な研修を実施できていない。また、受益者である女性が取り組む小規模な商売もほとんどが野菜販売であり、その他のアイディアに乏しい。ビレッジバンクの他にも、農業を促進するための種子貸付事業を行っており、現在活動中のコミュニティ開発隊員がネリカ米を導入したことでその要望が高まり、栽培している農家も増加していることから、今後も継続して普及活動を行うために後任の要請に至った。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

担当地域を巡回しながら下記の活動を行う。
1.受益者(女性)がビレッジバンクから借り受けた資金を元手に行うIGA(Income Generating Activities:収入創出活動)に関してアイディアを提供し、必要に応じてワークショップを開催する。
2.普及員や受益者へビジネスマネジメントや簿記などに関するアドバイスを行う。
3.その他受益者の状況や要望を把握し、必要なワークショップを提案・開催する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

執務デスク、事務用品

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
地域開発事務所所長 女性1名(40代)
地域開発事務所職員 女性2名(30-40代)
普及員 男女18名(30-40代)

活動対象者:対象地域の女性

【資格条件等】

[参考情報]：

　・ワークショップやイベント等の企画運営経験

【地域概況】

【特記事項】

生活使用言語はニャンジャ語。