【配属機関概要】

3）任地（ ムチンガ州イソカ ） JICA事務所の所在地（ ルサカ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 13.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

イソカ郡農業事務所は郡内の農業生産性の向上や小規模農家の収入向上のための支援を行っている。郡内それぞれの地域に1名の担当農業普及員が配置されている。各農業普及員は担当地域の農民を巡回訪問・指導している。また、同郡はJICAの小規模灌漑プロジェクト(E-COBSI)の対象地域であるため、同郡農業事務所の農業普及員は研修を受講済みで、郡内にて小規模灌漑を利用した農業や稲作の普及に取り組んでいる。2018年9月から隊員が活動中であり、積極的に農家を巡回し、新規野菜の紹介、既存野菜の栽培改善、ネリカ米の普及、ボカシや堆肥作りを行っている。

【要請概要】

1）要請理由・背景

イソカ郡には農業に適した土地と水源があるにも拘らず、乾季に栽培されるトマトや玉ねぎ、キャベツなどの収穫量は多くない。稲作も行われているが、雨期のみの栽培であり収量も1t/ha程と低い。その為、人々が購入する食料は遠く離れた町や隣国のタンザニアから仕入れられたものが多いのが現状である。郡内の土地や水源に注目し、既にイソカ郡ではE-COBSIが実施されており、研修を受けた普及員が同郡農業事務所には常駐している。農家の生活・収入向上に繋げる事を目的として隊員の要請に至った。民間からの技術指導を呼び込む観点で、ETG(民間肥料企業)やCOMACO(農業系NGO)との連携も望まれている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.担当地域の農家を巡回訪問し、トマト・キャベツ・玉ねぎなどの栽培に関しアドバイスをする。
2.必要に応じ、より良い野菜栽培技術を伝えるための農家向けワークショップを実施する。
3.ワークショップ(普及員・農家向け)を実施するなど、稲作普及をサポートする。
4.郡内の小規模灌漑の現状を、灌漑プロジェクトの研修を受けた普及員と共に把握し、活用方法を考える。
5.E-COBSIの研修を受けた同僚とボカシ、堆肥作りを普及するとともにSHEPアプローチ(市場志向型農業振興)に基づく野菜栽培について指導する。
6.ニンジンやジャガイモなどイソカ郡での生産量が少ない野菜についての栽培方法を農家に教える。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

机、椅子、その他事務用品

4）配属先同僚及び活動対象者

主任農業官 男性1名 大学卒 50代
各部門職員 男女7名 大学卒1名 短大卒6名 30代-50代
現地普及員 男女14名 短大卒14名 30代-50代
活動対象地域の農民

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

主な生活使用言語はナムワンガ語とベンバ語 。