【配属機関概要】

3）任地（ 東部州ペタウケ郡ペタウケ ） JICA事務所の所在地（ ルサカ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 7.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

ペタウケ郡は35万の人口を擁す、東部州第二の都市である。郡下には44の医療施設があり、当該ヘルスセンターはペタウケ中心部の人口45,000人の地域を管轄している。ザンビアとマラウイを結ぶ幹線道路沿いにあり、出産のための入院病棟を備える地域の基幹ヘルスセンターのひとつである。ヘルスセンターは外来診療から妊婦健診、5歳未満児の健康診断や予防接種などの母子保健、HIV/エイズ患者へのART(Antiretroviral Therapy)、管轄地域の水質検査など、地域医療と保健衛生の中核を担っている。年間予算は約1,060万円。2019年1月よりコミュニティ開発隊員が活動中。

【要請概要】

1）要請理由・背景

ペタウケ市周辺には農家主体のコミュニティが点在しており、病人は当ヘルスセンターまで徒歩で長時間かけて訪れている。病人の多くが下痢症やマラリアに罹患しており、健診を受ける子供の多くは低体重症である。HIV/エイズやその他の感染症の罹患者も多く、問題は山積している。ヘルスセンターでは衛生的な生活環境の整備や、母子(特に乳幼児)の栄養改善が重要であると認識しているが、予算や人員不足が原因で効果的な対策が行えず、住民の健康な生活づくりのサポートを期待し、隊員の要請に至った。現在コミュニティ開発隊員が、ヘルスセンターおよびコミュニティ間のパイプ役として、地域住民の母子保健向上の為の活動を行っている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.地域の健康観や病気観の調査を行い、課題の抽出および生活の実態を調べる。
2.アウトリーチ業務を支援しながら健診・疾病データを取りまとめ、配属先にフィードバックする。
3.課題について習慣や地域性を考慮した解決策(手洗い啓発活動、栄養指導など)を配属先のスタッフと協力して見つけ、地域に普及させる。
4.配属先の院内業務の補助を行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

特になし

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:準医師3名、助産師5名、看護師8名、環境衛生技師2名、検査技師4名、薬剤師3名、栄養士1名、コミュニティボランティア数十名

カウンターパート:環境衛生技師(短大卒)
活動対象者:地域住民

【資格条件等】

[参考情報]：

　・公衆衛生に関する知識や経験

【地域概況】

【特記事項】

生活使用言語はニャンジャ語。