要請番号(JL56017B06)
募集終了
3代目
・2018/1 ・2018/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
幼児・初等教育省
2)配属機関名(日本語)
アラダ幼児教育教員養成学校
3)任地( アトランティック県アラダ市 ) JICA事務所の所在地( コトヌー )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、幼稚園教員育成のためのベナンで唯一の公立教員養成学校である。2007年にフランス開発庁(AFD)によって建設された。2学年制で、初年度の学生は同校での理論の授業と現場実習、2年目の学生は現場実習のみとなり、各学年約300名が在籍している。年間予算は約1,300万円。教員養成学校の敷地内には、教室6棟、パソコン室、グラウンド、講堂、図書館等がある。他国の援助は受けていない。2017年6月まで、前任の青年海外協力隊(JV、幼児教育)が活動していた。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ベナン国における幼児教育の現場では、教育の知識不足、経験不足などの理由から、幼児の興味・関心を引出したり、想像力や発想力を伸ばしたりという観点があまりない。
同教員養成学校の校長は、学生を指導する教授陣が、視学官事務所や省庁の管理職を経験している者ばかりで構成されているため、理論中心の講義であり、学生達の実践的な指導力の育成ができていないことを問題視している。また、学生が教育現場で即戦力として活躍し、幼稚園教員全体の指導力が向上することを望んでいる。特に、子供達の想像力や発想力を高めることができる健全な情操育成に資する教科の実技指導においてJVの支援が求められており、本要請に至った。前任者は、手遊びや歌などの気軽にできるアクティビティを学生に紹介している。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
学生達の実践的な指導力向上を目指し、以下の活動を行う。なお、同校の開校期間は10月から7月
1.幼稚園現場に現存する道具や、身の回りの物・現象を活用した図画工作等、授業の提案・実施
2.園児が楽しみながら体を動かすことができるコミュニケーション遊び、リズム遊び等、運動の提案・実施
3.子供の想像力を高めるような手遊び歌、模倣遊び、劇等のアイディアの共有
4.近隣の幼稚園への巡回指導
5.学生や同僚と協働し、近隣の幼稚園・小学校の教員を対象とした講習会の実施
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
特になし。現地にあるものを工夫して使用する。
4)配属先同僚及び活動対象者
・配属先同僚: 校長1名(女性・40歳代)、教頭1名、学監1名、会計役1名、教授約20名
・活動対象者: 学生(約600名、19-25歳程度)
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:(幼稚園教諭)
(保育士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:( ) 備考:
任地での乗物利用の必要性
自転車
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
高温多湿な気候であるため生活環境は厳しい。その中で、幼稚園巡回も主に自転車や徒歩で行うため、健康管理をしっかり行う必要がある。