【配属機関概要】

3）任地（ イタシ県ミアリナリブ郡ミアリナリブ市 ） JICA事務所の所在地（ アンタナナリボ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 2.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

ミアリナリボ市は、マダガスカル中央に位置する人口約5万9千人の中規模地方都市である。配属先である同市役所は市の行政監督機関で、所員30名がそれぞれの課で勤務している。市役所の年間予算は、約8百万円である。市内には近隣の農村部から通う学生が多く集まることもあり、20歳以下の青少年層が市の総人口の50%を越えていることから、同市役所はこれら青少年に対し、読書やスポーツといった余暇活動および娯楽と学びの場を提供することを目的に、図書・文化推進センター(CLAC)の他、市営運動場を運営しており、そこで図書の貸し出しやビデオ上映、各種文化・啓発活動、体育の授業や各種スポーツ大会等が実施されている。

【要請概要】

1）要請理由・背景

同市では人口の過半数を占める青少年層に対して、異なる学習の機会をより多く提供することを課題のひとつとし、市役所内にPCルームを設置しPC講座を開いているほか、市内の上記文化センター(CLAC)にて書籍、ビデオなどの視聴覚教材、ゲーム、集会用ホールを提供しているが、本の貸し出し業務以外の活動はあまり活発ではない状況である。スポーツ活動においては、市内にはサッカーのクラブチームも存在するが、クラブに属していない青少年も多く溢れている状況である。そこで既存の施設を有効活用しながら文化・スポーツ活動を活性化する目的で、JVの要請に至った。JVは、新たな活動の計画策定や実施をサポートし、CLACの更なる活用を促進したり、小学校における保健・衛生啓発や文化活動の実施支援、市のサッカークラブの立ち上げによるスポーツ活動促進などを行い、健全な青少年育成のための枠組み作りに貢献することが期待されている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

市役所の社会課職員、CLAC指導員、小学校教師などと協力しながら、以下の活動に取り組む。

1.CLAC多角的利用促進のためのアイデアを提供し、イベントの企画・実施をサポートする。
2.サッカークラブ活動の立ち上げ、活動支援を行う。
3.市内小学校(2～3校)で、保健衛生啓発、文化活動などの実施支援を行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

PC、テレビ、ビデオデッキ、DVDプレーヤー、各種ゲーム、スポーツ用具(サッカー)、JICAボランティアが作成した衛生啓発教材等。

4）配属先同僚及び活動対象者

市長:50代男性
第二助役(コミュニケーション・社会課担当):50代男性
CLAC所員男女各1名づつ
その他小・中学校の教員や生徒

【資格条件等】

[参考情報]：

　・サッカーの競技経験(6年)

【地域概況】

【特記事項】

任国でのコミュニケーションはマダガスカル語で行う。活動は自転車の他、公共交通機関を利用して巡回する。同任地のコミュニティ開発JVとの連携も期待される。