要請番号(JL63016B21)
募集終了
2代目
・2017/1 ・2017/2 ・2017/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
農業・食料安全保障省
2)配属機関名(日本語)
ナンプラ国立農業研究所
3)任地( ナンプラ州ナンプラ市 ) JICA事務所の所在地( マプト市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 2.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
当研究所はモザンビークの北部地域の農業振興のために、野菜、穀物、家畜等の品種研究や土壌研究、農業機器、土木技術の導入調査・評価等、農業全般について幅広い調査研究を行っている1975年に設立した国立機関である。本要請を行ったナンプラの研究施設は、ナンプラ州を中心にモザンビーク北東部地域の調査研究を行う施設であり、ニアサ州リシンガに所在する同様の施設が北西部地域を統括している。JICAでは当国北部地域における総合農業開発事業(プログラム)を実施中であり、当研究所にも人材と資機材の支援を行っている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
当研究所では、40名程の研究員や技術者が調査研究活動を行っており、各種の論文や研究成果があるが、それら文書の整理がされておらず、折角の情報が有効活用されていない。特に、調査および研究にかかる結果の分析については、モザンビーク国内でも専門人材が不足しているため、JICAに対して人材支援の要請が行われた。JICAでは、ナカラ回廊農業開発研究・技術移転能力向上プロジェクトを実施中であり、当研究所に対して技術専門家や各種研究用機材、農業機器の支援を行っている。本件要請の骨子は、同研究所の研究員に対して、統計・情報分析に関する知識・手法の効果的適用について助言・補助等を行い、彼ら自身で研究情報の整理・分析が可能になるよう支援をすることであり、現在初代派遣ボランティアにより支援活動が行われているが、継続支援が必要と判断され、本要請が行われることとなった。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1. 当研究所の研究員が行っている研究内容を確認したうえで、それら情報の整理・分析に有効、かつ基本的な統計・情
報分析の手法を教授する。
2. 上記の活動と共に、個々の調査・研究情報が、研究所の研究員と農業技術者全体で活用できる様にするための仕組み
(情報の集積、管理、閲覧のための制度設計、およびコンピューターシステム設計)を、同配属先に派遣予定のコンピューター技術ボランティアおよび研究所職員と共に 考え、実現に向けて支援する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
事務机、椅子
4)配属先同僚及び活動対象者
農業研究員25名(学士、修士レベル)
農業技術者15名(学士、短大・専門学校卒業レベル)
5)活動使用言語
ポルトガル語
6)生活使用言語
ポルトガル語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(男性) 備考:治安上の理由
[学歴]:(大卒) 備考:同僚と同等の学位が必要
[経験]:( ) 備考:
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(8~45℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
任地にはJICA事務所の出先機関であるフィールド・オフィスが所在し、同オフィス職員がナンプラ州を含む北部4州派遣ボランティアに対する支援業務を行っている。