【配属機関概要】

3）任地（ 東部県ルワマガナ郡 ） JICA事務所の所在地（ キガリ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 車 で 約 1.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

ルワマガナ郡の人口は約30万人、東部県に位置する。郡庁は教育・保健・インフラなど8つの課で構成されており、ボランティアが主に関わるインフラ課水・衛生ユニットでは、給水施設の管理、水衛生に係る保健衛生活動、住環境整備など多岐にわたる活動を実施している。同郡では、無償資金協力にて給水施設が建設された。また、2007年よりJICA技術協力プロジェクト「水・衛生改善計画プロジェクト」が実施された。更に後継案件として、「地方給水施設運営維持管理能力強化プロジェクト」が2014年から開始され、同郡をパイロット地域として郡など地方給水関係者の能力強化を図っている。

【要請概要】

1）要請理由・背景

郡庁のインフラ課水担当者は、給水施設の維持管理を担当する水管理委員会、給水施設の維持管理を行う民間会社や保健センターの住民代表者と協力し、住民に対して施設の使用法の普及や衛生啓発活動を実施している。しかし知識や人材不足が問題で効果的な活動が展開されていない。郡内26基の井戸のうち、特に稼動している10基の井戸について、井戸維持管理体制の継続的なモニタリング、サポートを配属先と共に実施すること、また、郡のプロジェクトにより新設された井戸の維持管理活動や安全な水に関する衛生啓発活動が求められている為、要請に至った。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

水と生活に関する調査を行い、現状を把握する。そのうえで以下の活動内容から選択して実施する。
1. 給水施設の機能向上、衛生状況の改善、修理及び維持管理を行う民間会社及び水管理委員会の運営能力強化を目的とした住民への支援。また、委員会を管理する配属先への効果的なモニタリングに関する助言。
2. 住民に対する衛生教育を担当する村の保健推進委員等と共に、
・水衛生に関する啓発活動を計画・運営・実施。
・水衛生及び給水施設の利用法に関する啓発活動を実施。(井戸、公共水栓、保護湧水)
・定期的な水質検査により、給水施設を管理する組織や郡庁職員の水質保全・衛生観念への意識向上。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

給水施設維持管理マニュアル、衛生啓発活動に関するマニュアル、ハンドポンプ(アフレディブ、インディアンマークⅡ)修理工具、水質検査キット、GPSなど

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
インフラ課水・衛生ユニット15名
(男性14名 女性1名、26-40歳)
郡庁水担当:30歳代女性
活動対象者:地域住民

【資格条件等】

[参考情報]：

　・水・衛生に関する知識や経験

【地域概況】

【特記事項】

・ルワンダに派遣されている「水の防衛隊」との協働が期待されています。
・JICAの判断により訓練言語をフランス語に変更する場合があります。