【配属機関概要】

3）任地（ 西部県ルチロ郡 ） JICA事務所の所在地（ キガリ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 車 で 約 3.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

西部県7郡の1つであるルチロ郡は、13個の行政単位「セクター」で構成され、人口は約32万人を数える。首都のキガリの西に位置し、キブ湖を望む緑豊かな丘陵地帯にコーヒー畑が広がる。コーヒー栽培・生産の他、キブ湖地域の観光で有名な地域である。郡庁は教育・保健・インフラなどの課で構成されており、ボランティアが主にかかわる保健課では、ヘルスセンターや栄養センターなどを担当し、住民の健康課題に関する取り組みを実施している。

【要請概要】

1）要請理由・背景

ルワンダでは、子供の栄養失調が大きな問題であり、2019年現在約34.9%の子供たちが発育不良(Stunting)である。このため、国を挙げて栄養改善に向けて取り組んでいる。ルチロ郡においても郡内に17あるヘルスセンターや2つの栄養センターにおいて、親への教育や調理指導など、地域レベルで栄養改善プログラムを実施しているが、低身長児の割合がルワンダの中でも依然として高い状況にある。このような状況を改善するために、地域の栄養センターやヘルスセンターで働く人々の能力向上を図り、彼らとともに栄養に関する啓発活動を地域住民に対して実施することが期待されて要請に至った。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

任地の生活状況等を調査・把握し、ボランティアの特性に合わせ栄養改善に関する様々な取り組みを行う。
1.保護者への取り組み(栄養価の高い農作物の生産啓発・支援、栄養バランスの取れた食事の啓発・支援、衛生環境の整備にかかる啓発・支援など)
2.ヘルスセンターとの協働(定期健診の促進・補助、栄養剤や駆虫薬等の接種促進、手洗い等の衛生活動の促進、水源の保護を通じた衛生環境の整備支援など)
3.ファーマープロモーターと共に栄養を重視した作物の生産補助など
4.郡庁への定期的な報告。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

事務所(机、椅子)

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:郡庁職員73名
保健課:5名(男性3名、女性2名、28-50歳代)
栄養センタースタッフ:
活動対象者: 地域住民等
コミュニティヘルスワーカー、ファーマープロモーター
ケアギバーなど

【資格条件等】

[参考情報]：

　・食生活改善や栄養に関する知識や経験

【地域概況】

【特記事項】

JICAの判断により訓練言語をフランス語に変更する場合があります。