【配属機関概要】

3）任地（ ブエノスアイレス州ブルサコ市 ） JICA事務所の所在地（ ブエノスアイレス市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 1.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

ブルサコ日本人会は、ブエノスアイレス州南東部地区のブルサコ市を中心とする日系人の相互扶助及び親睦を目的として1951年に設立された組織である。同配属先は、日系子弟及び非日系人を対象に、日本語学校(ブルサコ日本語学園)を開設している。土曜日を中心に(成人クラスも含め)週に3回の日本語授業の他、日本文化等に関する活動(日本文化紹介、卓球指導、運動会・学習発表会、)等の年間行事を実施する。現在の日本語教師数は7名で、日系児童(幼、小、中学生)は83名(日本語能力は未経験～N3程度)、成人クラスは70名(うち、中級は2名)を受け入れている。 過去に派遣の隊員11名。

【要請概要】

1）要請理由・背景

同配属先には、これまで10名の日本語教師隊員と1名の青少年活動隊員が派遣され、同学校の日本語教育レベルの向上に貢献した。同学校の指導者は、日本語教育の経験年数は十分ではあるものの新しい教授法に接する機会が少なく、また日本語教育以外の日本文化的な活動等において十分な指導ができないといった課題を抱えているため、隊員の要請に至った。また、同校を拠点に、南部地域にある他の2校(ラプラタ、フロレンシオバレーラ)との協力や、合同学習会等への参加も求められている。日系子弟の日本語の現状は、家庭でも話す機会が限られる等の理由で転換期を迎え、学校活動や授業内容も、あらたな対応と発展が必要なことから、隊員の交替要請がなされた。現在、隊員1名が活動中。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1. 日系児童生徒及び成人に対する日本語授業の実施(日本語、日本事情、文化継承)
2. 同僚教師の指導力向上及び次世代日本語教師育成のための勉強会等の開催
3. 同日本人会主催の日本文化的な行事等への支援
4. 南部地域の他校とともに、合同学習会への参加(月1回程度)や、必要に応じて授業の協力を行う。
5. 在亜日本語教育連合会(アルゼンチン国内の日系日本語学校を総括する組織)が主催する研修会等への支援
6. 社会状況の変化に応じて必要とされる同学園、日本人会での新たな活動への取り組みへの支援。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

パソコン(Windows7)、プロジェクター、電子オルガン、投影機、プリンター、FAX、テ レビ、DVDデッキ、ビデオ、日本語教材書籍等

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
・校長:女性(60代・日系1世)
・日本語教師:7名/女性/日系1世-3世/N1(3名)、N2(1名)、N3(1名)、他2名/経験0-20年
活動対象者:
・小学生低学年、
・成人クラスに参加する生徒等

【資格条件等】

[参考情報]：

　・年少者への教育経験

【地域概況】

【特記事項】

クラスの担任等、マンパワー的な活動も含まれる。
年少者向けの日本語、情操教育の指導をも求められているため、小学校教諭免許を有すると、なお良い