2017年度 秋 要望調査票
シニア海外協力隊 / 日系社会シニア海外協力隊

要請番号(NS32417D03)
募集終了

国名
パラグアイ
職種コード 職種
G157 日本語教育
年齢制限
活動形態
日系
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2018/1 ・2018/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

エンカルナシオン日本人会

2)配属機関名(日本語)

エンカルナシオン日本語学校
日系社会

3)任地( イタプア県エンカルナシオン市 ) JICA事務所の所在地( アスンシオン市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 6.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

エンカルナシオン日本人会は1957年、エンカルナシオン市在住の日系人による任意団体として発足し、1974年に法人化された組織である。主要事業には、(1)会員相互間の親睦、(2)日本文化及び社会福祉活動、(3)子弟教育及び日本語普及事業、(4)体育活動、(5)その他(敬老祝賀会、成人式、夏祭り等の文化事業、運動会、スポーツ大会等)が挙げられる。特に、1963年に塾形式で発足した日系子弟に対する日本語教育を重要視し、発足以来継続的に運営されており、2009年には新校舎に移転し、日本語教育の更なる充実を目指している。2016年6月まで日系社会青年ボランティア(NJV、日系日本語学校教師)が活動していた。

【要請概要】

1)要請理由・背景

エンカルナシオン日本語学校は、日本の国語教科書を使用した国語教育と日本語教育を行っているが、国語教育での指導方法では学習効果を得られ難い現状に至っている。特に、幼児にとっては、遊びを通して日本語に親しみ、楽しみながら日本語を習得することが課題として挙げられる。そのため、昨年より日本語をゼロから学ぶ幼児対象にした幼児教育を取り入れた日本語教育のカリキュラムの作成等も行っていたが、2016年末にベテラン教師2名が家庭上の都合により退職し、以前同校で勤務していた現地教師(教師歴10年)及び新人教師の2名が補充されたが非常に厳しい状況であると言える。そのため、NJVにクラス担任として授業を受け持ってもらうとともに、可能な範囲で地元教師の指導能力向上に向けた支援が必要とされており、今回改めて要請するに至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

日本語学校の一員として現地教師と共に、主に以下の活動を行う。(4、5については必要に応じて可能な範囲で)
1.生徒への日本語指導(クラス担任)を行う。
2.音楽、習字や折り紙、そろばん、日本伝統文化、体育等自身の得意分野の指導を行う。
3.学校内の一般行事(運動会、卒業式、終了式、発表会等)への支援を行う。
4.生徒の日本語能力を向上させるための企画立案、指導(生徒が楽しく日本語を学べるような授業等)を行う。
5.現地教師の指導能力向上のための支援する。(校内研究授業、模擬授業、学級運営、課外活動、総合的学習等)
6.地域住民や児童保護者、青年との交流をする。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

コピー機、ファックス、パソコン、プリンター、ラジカセ、キーボード、インターネット接続可。
教科書:光村国語教科書、みんなのにほんご、にじ、にほんごドレミ・ジャンプ、書道、絵画道具

4)配属先同僚及び活動対象者

・学校運営:日本人会(教育担当理事、事務局長)
・同僚:校長(2世経験10年)、現地教師4名(1世1名、2世3名。経験年数0-10年以上。内1名幼稚園兼務)。教師の日本語能力はN1、2レベル
・生徒数50名(幼児12名)、幼稚・小学部は月・水・金、中・高校部は土曜のみ

5)活動使用言語

その他

6)生活使用言語

スペイン語

7)選考指定言語

スペイン語(レベル:D)又は英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(小学校教諭)
    (資格同等の日本語教育の知識技能を有する事)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(指導経験)2年以上 備考:要請団体の希望

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(0~40℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

活動使用言語は日本語。日系2、3世やハーフ等、家庭で日本語を使わない環境にあり日本語離れの進む児童生徒が増加している為、小学校教諭や日本語教育の知識や経験を有していることが望まれる。 ※JVでも要請中