要請番号(SL16623D01)
募集終了
2代目
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
大統領府
2)配属機関名(日本語)
パラオコミュニティカレッジ(PCC)共同研究部
3)任地( コロール州 ) JICA事務所の所在地( コロール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、1993年設立のパラオ唯一の高等教育機関(短期大学)である。管理部門、教育・訓練部門、共同研究・普及部門(CRE)の3部門からなる。同校は職業訓練教育を中心に地域社会が必要とする教育機会を提供する他、研究及びその成果の地域社会への普及機能も持ち合わせている。社会人学生やミクロネシア地域からの留学生も多い。配属となるCREでは、農業、畜産、養殖、食品加工技術の研究及びパラオ国民への実践的な技術の普及を行っている。海外からの支援は、主に米国からの資金援助を受けている他、日本のJIRCASとの共同研究の実績もある。隊員による協力は、これまで家畜飼育、組織培養分野等での派遣実績があり、現在は果樹栽培のシニア海外協力隊が活動中。
【要請概要】
1)要請理由・背景
パラオ政府は、食料の殆どを輸入に頼っている現状を改善するため、農業普及を加速させ自給率の向上を図っている。パラオでは、従来より一部農家が果樹栽培を行ってきたが、そもそも果物を栽培するという概念自体が無く自然に実った果実を収穫するレベルに留まっており、生産性も低い。また、農業技術者が不足しており、技術普及もままならないため、2022年4月から隊員の支援を受け、果樹栽培普及を推進している。現在、同隊員の活動により、マンゴー、アボカド、ドラゴンフルーツ、パパイヤ、サワーソップ、バナナ等のモデルファームが開設され、植栽、施肥、除草、収穫、剪定、誘引、接ぎ木、株の間引き、補植等必要な栽培技術が導入・紹介されている。同隊員の活動は非常に高く評価されているが、果樹栽培の協力成果の発現には時間を要し、果樹の成長段階に沿った技術指導は引き続き必要なため、後任が要請された。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.同僚とともにマンゴー、アボカド、ドラゴンフルール、パパイヤ、サワーソップ、バナナ、パイナップル等のモデルファームの運営管理を行う。
2.モデルファームを利用して、果樹の体系的な栽培技術について同僚、学生、農家に指導する。
3.現地農家に対して果樹栽培の技術指導を行う。
なお、モデルファームは、アルモノグイ州(コロールより車で約45分)にあるPCCの所有する農場及びコロール州のPCCの校内の2か所にあります。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
農場(25エーカー 所在地:アルモノグイ州)。PCC校内のモデルファーム(所在地:コロール州)。耕運機、刈払い機、穴掘り用ホウ、剪定バサミ、のこぎり、太枝切バサミ、接ぎ木テープ、鍬、レイキ等
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:副学長(40代 男性 農学博士)、CRE研究員(40代 女性 農学博士)、CRE農業普及員(40代 男性)、農場作業員8名
活動対象者:同僚、PCC学生、地域農家
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)15年以上 備考:多岐にわたる指導が必要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
現地語学訓練ではパラオ語を学習します(ただし活動は英語で実施します)。アルモノグイ州にある農場に行く交通手段は配属先公用車となります。