【配属機関概要】

3）任地（ バリ州デンパサール市 ） JICA事務所の所在地（ ジャカルタ首都特別州 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機+車 で 約 2.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

全国に6か所ある観光ポリテクニック(職業訓練単科大学)のうちの一つである配属先は、1978年に創立され、観光総合マネージメント及びホテル業マネージメント、ケータリング料理サービスのコースがある。2008年には大卒学士、2017年に修士課程修了資格が取れる高等教育機関に認定され、短大～修士課程に相当する幅広い教育サービスを実施する教育機関となった。学生数は約2,500名、男女比は半々であり他州からの学生及び留学生も在籍する。教員数は約150名。日本語は第2外国語の選択科目の一つであり、履修生数は約300名。配属先となる語学サービスセンターには3名の日本語教師がいる。現在、外国からの支援はない。

【要請概要】

1）要請理由・背景

国家開発企画庁が2020年に策定した中期国家経済発展計画で、これまでに石油ガス産業に次ぐ第3位の外貨収入を獲得していた観光業は、経済振興の8つの柱の重要な一つであるとされた。しかし、新型コロナウイルス感染拡大によりインバウンド観光客が激減し2021年同国内産業別の外貨獲得統計では8番目に後退したため、観光業の復興が急務の課題となっている。語学サービスセンター第2外国語担当の日本語ユニットでは、近い将来のインバウンド客数の増加に備えて、2020年から実施されたオンライン授業で見えてきた課題である日本語の会話練習の改善に対して、ホテル接客、ガイド案内、ほか観光業でよく使う会話の練習と授業の充実を図るために、ネイティブ話者である協力隊員の協力を要請された。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.一クラス20名程度の入門者向け日本語授業を一日2コマ程度行う。勤務時間は月曜から金曜の08:00～16:00。
2.現地教員の日本語会話授業に入り、発音やイントネーション技術の向上を目指して、会話練習の補助を行う。
3.教員の日本語教授法にかかる能力の向上を目指し、新規及び既存教材の改定を同僚教員とともに行う。
4.日本語能力試験対策(N5,N4取得向けのコース)を立案し、運営する。
5.バリ州の日本関連イベントへ協力する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

日本語教員専用教務員室の執務デスク、テキスト『観光日本語』、プロジェクタ、共用PC

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:日本語教員、女性3名、50代及び40代(経験15年)、20代(経験1年)。いずれも修士号及びN3取得者。3名のうち1名はJF日本語教師研修での訪日歴あり。
活動対象者:男女学生300名(男女比は3対7)。19歳～21歳。

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

インドネシア側の査証手続きの都合により、他国の同隊次より赴任時期が1～2か月程度遅れます。自衛隊勤務経験者及び海外における軍歴保持者には査証が発行されないため、本案件には応募いただくことができません。