【配属機関概要】

3）任地（ 西スマトラ州パダン市 ） JICA事務所の所在地（ 中央ジャカルタ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機+車 で 約 3.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は州都パダン市にある国立大学で、1954年に教員養成校として設立された。教育、経済、工学、スポーツ科学等8学部を有し、総学生数は約42,000名、教員数は約1,200名。日本語教育プログラムは比較的新しく、言語芸術学部、英語英文学科の中に2012年に設置された。そのため、隊員の同僚となる教師たちも30代から40代と比較的若い。学生の卒業後の進路としては、高校や技能実習生の送り出し機関で日本語教育に従事するケースが多い。なお、過去に隊員の派遣実績はない。

【要請概要】

1）要請理由・背景

大学では通常の授業の他、自己成長や異国での実務経験を積むことを目的としたインターンシップ制度も設けており、日本に一定期間滞在し、ホテルやスキー場で実習を行う学生も出てきている。しかしながら、学生全体としては、在学中に生の日本語に触れるチャンスが限られており、特に会話の能力に課題がある。また教師自身も、自らの教授能力や日本語運用能力の向上を望んでいるが、ネイティブ教師が学内に不在の為、気軽に相談できる機会が不足している。こうした状況から、同僚教師や学生たちと活発な交流を通じ、日本語を教えることができる隊員が求められ、要請に至った。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1. 同僚とティームティーチングで会話、文法等の授業を行う
※時間数や担当科目などの詳細は赴任後に配属先と協議して決定する
2. 勉強会等を通じ、教師の日本語教授能力の向上を支援する(教材作成、仮名や漢字の教え方など)
3. 日本語クラブやコンテスト、文化祭等のイベントに協力する

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

机、いす、パソコン、プリンタ、主教材『みんなの日本語初級1,2 中級1』、副教材『まるごと』

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
日本語学科長 : 女性(2014年から同学に在職)
日本語学科教員 : 8名(うち1名は博士号取得の為休職中)、全員大学院卒、N1 1名、N2 3名、N3 5名。

活動対象者:
日本語学生350名 ほとんどがN4,N5レベル

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

インドネシア側の査証手続きの都合により、他国の同隊次より赴任時期が1～2か月程度遅れます。自衛隊勤務経験者及び海外における軍歴保持者には査証が発行されないため、本案件には応募いただくことができません。教員を対象にした勉強会や指導経験があるとなお良い。