要請番号(JL00918A03)
募集終了
3代目
・2018/3 ・2018/4 ・2019/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
サバ州農業・食糧省
2)配属機関名(日本語)
地域開発公社ボルネオマッシュルーム
3)任地( サバ州クンダサン ) JICA事務所の所在地( クアラルンプール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 7.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先はサバ州の政府の機関の一つで、低所得農民の収入向上を目的に養蜂、養鶏、バニラ栽培、きのこ栽培等のプロジェクトを実施している。きのこ栽培は冷涼な気候を利用し、1989年に台湾の技術支援によりプロジェクトを開始、その後中国から霊芝種菌提供、韓国からの協力を受けていたが、現在はJICAのみ協力をしている。現在約200戸の農家に対し、菌床の配布、生産されたシイタケの集荷・販売、農家への栽培技術の指導を実施している。現在、青年海外協力隊が活動中である。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ボルネオマッシュルームでは約200戸の農家に、農家一戸当たり年間6000個のシイタケ菌床を配布している。菌床生産の過程で雑菌が混入し廃棄処分となる菌床が3割あり、生産効率低下の原因となっている。また、シイタケ菌床は約1.3kgの大きさがあるが、一つの菌床からの生産量は約150gとかなり少ない。現隊員は害菌の汚染率低減のためのエタノール使用、また収量増のための浸水の導入に向けた試験を行っている。配属先の職員は実務経験はあるが、専門的な知識が無い為、業務の改善ができない。また、マレーシアにはキノコ栽培の研究機関が無く、外部から助言や指導を受けることが難しいためJICAボランティアからの助言指導には大きな期待が寄せられ、今回のボランティア要請となった。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.菌床の殺菌から菌の植付までの過程を見直し、害菌汚染率の低減を図る。
2.シイタケの生産性向上のため、栽培農家に対する栽培方法の改良指導を行う。
3.主にシイタケの新規栽培方法の試験
4.野生および市場等の菌株の調査・試験
5.菌床の培地添加物に関する試験
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
オートクレーブ、オーブン、含水分計、クリーンベンチ、顕微鏡、ECメーター、最高最低温度計
4)配属先同僚及び活動対象者
カウンターパート:経験4年、専門は微生物学、女性、20代
作業員は23名、20-40代の男女。
5)活動使用言語
マレー語
6)生活使用言語
マレー語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:一定の知識・経験が不可欠
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(10~25℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)