【配属機関概要】

3）任地（ サバ州タマンキナバル ） JICA事務所の所在地（ クアラルンプール ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機+ﾊﾞｽ で 約 5.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

サバ州公園局は1964年に設立され、約38万ヘクタールの森林、公園、海洋公園の管理を行っている。サバ州内には自然公園と海洋公園を合わせて8つの州立公園があり、運営管理や希少動植物の保護、エコツーリズムの推進等を主な業務としている。世界自然保護基金(WWF)等の国際機関との連携の他、EUの資金援助によるキナバルエコリンクプロジェクト(2014-19)が実施されている。JICAでは「サバ州を拠点とする生物多様性・生態系保全のための持続的開発プロジェクト」を実施し(2017年終了)、また同公園局のクロッカー山脈公園事務所で2016年度3次隊でコミュニティ開発隊員が活動中。

【要請概要】

1）要請理由・背景

配属先では管轄しているクロッカー山脈公園やキナバル公園において、当該公園に隣接する11村落に居住している住民の生活が自然公園に与える影響を最小限にすることと、住民が自然を守り、豊かな自然を後世に伝えて行くことを目的にキナバルエコリンクプロジェクトが実施されている。プロジェクトの前半では学校、コミュニティへの環境教育を中心に実施してきたが、現在は村落住民が自然と共存しつつ収入向上につながる新たな産業の育成をサポートしている。外国人であるJICAボランティアのアイデア、経験を期待し今回の要請に至った。
村落の様子(例):配属事務所から15kmの標高1000Mの山間部にあり、人口800名、主要産業は農業でパイナップル、ゴム、カカオを栽培している。現在女性グループがパイナップル加工場を運営し、ジャム、ジュース等に加工して出荷しているほか、来訪する観光客向けの宿泊施設の運営をしている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

対象となる11村落の現状を調査し、住民の生活状況、社会構造、ニーズや課題を把握した上で、
1.11村落に対し自然保護への理解深化のための啓発をしつつ、各村落の地域での特色を活かした収入源確保のためのアイデア提供。
2.加工農産物、伝統的手工芸品のビジネス可能性調査、販路開拓。
3.エコツーリング(文化体験、自然体験)のビジネス可能性調査、集客活動。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

執務室 コピー機、Fax機などの事務機器。

4）配属先同僚及び活動対象者

プロジェクトチーム:
マネージャー(女性、47歳、院卒、経験4年)
同僚(男性、34歳、院卒、経験4年)、 (女性、39歳、院卒、経験4年)、
(男性、32歳、短大卒、経験4年)、 (男性、30歳、高校卒、経験4年)

村落住民

【資格条件等】

[参考情報]：

　・具体的には下記のような経験

【地域概況】

【特記事項】

山間部にある自然公園内での活動となるため、生活は不便である。