2018年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL00918A12)
募集終了

国名
マレーシア
職種コード 職種
I102 障害児・者支援
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2018/3 ・2018/4 ・2019/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育省

2)配属機関名(日本語)

ケダ州教育局クリム・バンダーバハル教育事務所特別支援教育課

3)任地( ケダ州クリム ) JICA事務所の所在地( クアラルンプール )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 3.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先はクリム・バンダーバハル教育事務所管轄区内の特別支援教育に係わる業務全般を担当しており、聴覚障害、視覚障害、知的障害、自閉症・学習障害など発達障害のある生徒の受け入れや登録、特別支援教育担当教員の質の向上にかかる研修の実施、モニタリングを行っている。管轄区内には特別支援学級が設置されている一般学校のプライマリースクール(日本の小学校1年生から6年生)が11校、セカンダリースクール(日本の中学1年生から高校2年生)が11校ある。事務所配属の特別支援教育担当は2名。同州の特別支援教育分野には多くのボランティアを派遣してきた。現在は同州北部地域と中部地域で青年海外協力隊(JV)が活動中である。

【要請概要】

1)要請理由・背景

マレーシアでは中央教育省管轄の特別支援学校(聴覚・視覚障害)と各州教育局管轄の特別支援学級(一般校内に設置)で障害児教育を実施している。教員養成大学では特別支援教育の専門課程もあり、各学校には特別支援教育の学位や修士を持った教員も指導にあたっているが、ほとんどの教員は通常学級の免許を持っているのみで、短期間の研修を受けた後、特別支援学級配属になる事が多く、障害児教育の専門的な知識や経験に乏しい。また、マレーシアでは特別支援学級であっても、座学重視のカリキュラムが主のため、障害の特性に合わせた教育の導入、TEACCHやABA(応用行動分析)などを取り入れた授業、情操教育への取り組みが課題である。ボランティアから障害に合わせた支援方法を学ぶだけではなく、日常生活の介助、さらには教員のモチベーション向上を期待しての要請となった。自閉症やダウン症、比較的軽度の知的障害のある生徒が通学している。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

隊員は4ヶ月から6ヶ月毎に市内の特別支援学級設置の学校を巡回する。
1. 教員と一緒にクラスに入り、ADHDや自閉症などの発達障害のある生徒への指導上の課題やニーズを探し、改善のための提案を行い、ワークショップを開催する。
2. 個々の障害特性に合った教材・教具を身近な素材で作成・使用する方法を紹介し、同僚教員と共に授業に用いる。
3. 必要に応じて、セカンダリースクールでの就労移行支援に関する支援の提案や日本の取り組みを紹介する。
4. 教員資格を持たない特別支援教育支援員に対し、トイレ介助やその他支援方法の指導を行い、より障害の重い児童の受入れ体制を整える環境作りを支援員と共に取り組む。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

楽器(オルガンなど)や職業訓練用のキッチン、淡水魚養殖のプール・学校菜園などがある学校もある。

4)配属先同僚及び活動対象者

カウンターパート1名(特別支援教育教員経験10年、教員指導経験3年、男性、40歳代)
特別支援学級教員(年齢22歳から50歳前後の男女、経験1年から15年)
支援要員(年齢22歳から35歳前後の男女、経験1年から10年の公務員)

各支援学級の生徒は5-9名で、各学校最大7クラス

5)活動使用言語

マレー語

6)生活使用言語

マレー語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(特別支援学校教諭又は養護学校教諭)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒) 備考:教員とのバランス

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:教員にアドバイスするため

任地での乗物利用の必要性

自転車

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】