2018年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL00918A14)
募集終了

国名
マレーシア
職種コード 職種
I102 障害児・者支援
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2018/3 ・2018/4 ・2019/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育省

2)配属機関名(日本語)

ペラ州教育局クアラカンサー教育事務所特別支援教育課

3)任地( ペラ州クアラカンサー ) JICA事務所の所在地( クアラルンプール )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 鉄道+バス で 約 3.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

ペラ州クアラカンサー教育事務所管轄区内の特別支援教育に係る業務全般を担当しており、ダウン症、聴覚障害、視覚障害、知的障害、自閉症や学習障害内などの発達障害のある生徒の受け入れや登録、特別支援教育担当教員の質の向上にかかる研修の実施、モニタリングなどを行っている。管轄地区内には特別支援学級が設置されている一般学校が22校あり、うちプライマリースクール(日本の小学校1年生から6年生)15校、セカンダリースクール(日本の中学1年生から高校2年生)が7校ある。事務所配属の特別支援教育担当は1名。同州には10年前よりボランティアを派遣しているが、同地区には初めての派遣となる。

【要請概要】

1)要請理由・背景

マレーシアでは教育省直轄の特別支援学校(聴覚・視覚障害)と州教育局が管轄する一般学校にて特別支援学級を設置して障害児教育を実施している。教育大学では特別支援教育教員の育成を行っており各学校には特別支援教育の学位や修士を持った教員も指導にあたっているが、ほとんどの教員は短期間の障害児教育に関する研修を受けたのみで専門的な知識や経験に乏しい。そのため、障害の特性に合わせた教育の導入が課題となっている。現在マレーシア国内で活動中の隊員はTEACCHやABA(応用行動分析)などに取り組み評価を得ている。ペラ州では教育局への派遣を10年前より開始し、シニア海外ボランティアが中心となり、TEACCHプログラムの導入を広めたが、そういった取り組みから遅れている地方への要請となった。教員へのアドバイス等に加え、教員の補助をする支援要員への専門的な助言を行う事で障害児を取り巻く環境の底上げが期待されている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

隊員は4ヶ月から6ヶ月毎に市内の特別支援学級設置の学校を巡回する。
1. 教員と一緒にクラスに入り、ADHDや自閉症などの発達障害のある生徒への指導上の課題やニーズを探し、改善のための提案を行い、ワークショップを開催する。
2. 個々の障害特性に合った教材・教具を身近な素材で作成・使用する方法を紹介し、同僚教員と共に授業に用いる。
3. 教員資格を持たない特別支援教育支援員に対し、トイレ介助やその他支援方法の指導を行い、より障害の重い児童の受入れ体制を整える環境作りを支援員と共に取り組む。
4. 必要に応じて、セカンダリースクールでの就労移行プログラムに関する支援への提案や日本の取り組みを紹介する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

職業訓練用のキッチンや学校菜園、ミシンなどがある学校もある。

4)配属先同僚及び活動対象者

カウンターパート1名(年齢45歳、男性、経験21年)
特別支援学級教員(年齢22歳から50歳前後の男女、経験1年から15年)
支援要員(年齢22歳から35歳前後の男女、経験1年から10年の公務員)

支援学級の生徒は5-9名、全学級の生徒数は合計で580名強。(2017年2月現在)

5)活動使用言語

マレー語

6)生活使用言語

マレー語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(特別支援学校教諭又は養護学校教諭)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒) 備考:同僚とのバランス

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:教員に指導するため

任地での乗物利用の必要性

自転車

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】