要請番号(JL00918A16)
募集終了
・2018/3 ・2018/4 ・2019/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
首相府経済企画院
2)配属機関名(日本語)
ラブアン自閉症発育センター
NGO
3)任地( 連邦直轄地ラブアン島 ) JICA事務所の所在地( クアラルンプール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 4.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
ラブアン自閉症発育センターはラブアン自閉症協会の発足と同時に2016年に開校した、自閉症児の早期療育を目的としたNGO施設である。マレーシア・サバ大学ラブアン国際キャンパスの支援の元、キャンパス内の一画にセンターを設置している。社会性や身辺自立を目指した支援を提供し、より多くの児童が学校教育を受けれるよう福祉局や教育局と協力をしている。現在ラブアンには360名の自閉症児がいるといわれており、そのうち89名が自閉症協会に登録している。年間予算は約50万円で、運営費のほとんどを寄付等に頼っている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先のあるラブアン島は東マレーシアに位置し、首都クアラルンプールと同じく連邦直轄地ではあるが、開発は進んでいない。都市部に比べると開発が進んでおらず、障害児教育の分野では後れを取っている。マレーシアでは障害のある子どもは公立の学校で教育を受ける権利があるとしているが、身辺自立ができない子どもの受け入れは難しく、近隣のCBRセンターへ通う場合が少なくない。そこで学齢期前の自閉症児を対象に早期療育を実施し、より多くの子どもに学校教育を受ける機会を提供する目的のもと活動している。すでに島内の特別支援学級に通学している児童に対しても同様に、学校教育では実施されにくい社会性を育む支援を目標としているが、専門的に障害児教育を学んだスタッフがいないため、応用行動学(ABA)やTEACCHプログラム等の専門知識、障害に応じた支援方法を取り入れるべく要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.現地スタッフと一緒に授業へ入り、個々の障害特性に応じた支援を提案し、改善に向けたアドバイスを行う。
2.身辺自立や社会性を身に付けるために必要な支援方法や教材を紹介し、現地スタッフと協働して授業へ取り入れる。
3.スタッフや家族を対象に、応用行動学やTEACCHプログラムについてのワークショップや講義を実施する。
4.個々の目標設定や支援が実施できるよう、個別支援計画をを有効活用し、個々の目標設定や支援が実施できるよう、同僚や家族とアイデアを共有する。
5.必要に応じて家族や福祉局、教育局などの関係諸機関と関係を構築し、相互にサポートできる仕組を広める。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
パソコン、AV機器、楽器などの教材
4)配属先同僚及び活動対象者
施設長:女性40代(午後の部担当:経験2年)
心理士:1名 女性20代(大卒 経験5年)
教育担当スタッフ:3名 女性20代(高卒または短大卒 経験1年)
自閉症のある2-12歳 37名
5)活動使用言語
マレー語
6)生活使用言語
マレー語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:(特別支援学校教諭又は養護学校教諭)
[性別]:(女性) 備考:女児への支援が必要になるため
[学歴]:(大卒) 備考:スタッフへの教育が必要なため
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:経験に基づいた指導が必要なため
任地での乗物利用の必要性
自転車
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
住居はセンターのある大学キャンパス内で、近隣の商業施設までは距離がある。