【配属機関概要】

3）任地（ サバ州コタキナバル ） JICA事務所の所在地（ クアラルンプール ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機鉄道 で 約 4.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先はサバ州の資源である豊富な森林を産業として活かすため、持続可能かつ均衡の取れた森林開発を目的として1987年に設立された機関である。現存する森林の保護を実施する森林局や公園局が管理しない土地約123,800ヘクタールを開発管理している。その活動は、植林に適した林木種の研究開発や、森林火災に関する対策、材木開発、森林に関する地元住民への啓発など、多岐に渡る。JICAは1987年の「マレイシア・サバ州造林技術開発訓練計画」から7年間にわたり技術協力を実施していた。1998年から2005年の間に各造林拠点への派遣も含め、長・短期のシニアボランティア及び協力隊計4名を派遣。を派遣。

【要請概要】

1）要請理由・背景

JICA技術協力が終了後、森林開発公社(以下SAFODA)自身で、造林・植林のプログラムを実施し、海外からの投資や民間の技術協力を得てきたが、慢性的な人員不足や低予算の環境の中で、より効果的な森林開発の管理計画を実施するため、GISを使用し、より有効な森林開発管理の実施を目指している。必要なデータは各拠点のスタッフより提供され、GISソフトウェアも準備されているが、それを有効に使いこなすための知識と技術力を期待してのJICA海外協力隊の要請となった。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

隊員は、本部の地理インフォメーションチームに配属され、担当同僚と協働してSAFODA管理エリアのデジタルマッピング化及びデータを一括管理できるシステムの構築を実施する。
1.現存する地理情報データを集積するとともに、未デジタル化情報をデータ化し、デジタルマッピングに落とし込む。
2.各拠点から回収されたデータをデジタル化し、現場スタッフがGIS情報を有効活用できるようトレーニングを実施する。
3.管理する土地の利用状況が一目で把握できるよう、必要な情報を関連付けて提示する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

ArcGIS Desktop Basic

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:配属先長(男性/50歳代/勤続36年/森林科学学士及びMBA)
チーム同僚(女性/30歳代/経験7年/森林科学学士)、(男性/50歳代/土地調査資格)

活動対象者: チーム同僚及び、各サイト担当者

【資格条件等】

[参考情報]：

　・GISを使用した経験 2年程度

【地域概況】

【特記事項】