要請番号(JL00919B10)
募集終了
・2020/1 ・2020/2 ・2020/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
セランゴール州政府
2)配属機関名(日本語)
セランゴール州政府防災課
3)任地( セランゴール州シャーアラム ) JICA事務所の所在地( クアラルンプール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
セランゴール州は州独自で防災に関わる課題解決に向けた様々な取組みを進めている。同州政府は2017年に防災課を設置し、マレーシア全14州で唯一の防災課を設置している州である。衛星データ等を使用して、洪水予測や不法投棄などに関連する公害リスクのモニタリングが可能なスマートシティを目指している。防災課は24時間体制、8時間毎のシフト制で運用されている。年間予算は約2700万円である。
2018年6月から、JICA草の根技術協力事業「地域コミュニティの安心と安全向上のための災害リスク理解に基づく防災力強化プロジェクト」が実施中である。
【要請概要】
1)要請理由・背景
防災課はオペレーションチームとITチームで構成されており、隊員はオペレーションチームに属し、ITチームと連携して活動する予定。オペレーションチームスタッフ数は約20名、ITチームスタッフ数は約10名、大半が20歳代と若く、防災に関する経歴があるわけではない。普段はITチームが衛星やドローン、現地民間企業から集積・分析したデータを使用し、PM 2.5等による大気汚染や土地の傾斜・降雨量・河川水位等の情報からの洪水リスク管理、不法投棄による火災リスク管理等のためのシステムを構築し、オペレーションチームにデータを提供している。災害が発生した際には現地調査等を行うこともある。
防災課は独自に開発したシステムで各種データを集積し災害リスク管理を行っているが、多数のデータを一元化し、より効率的・効果的なリスク管理体制の構築、スタッフに対しGISに関する専門性を醸成させたいとの要望から要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
一層効果的な災害リスク対策と管理体制の構築に向けて、配属先スタッフと共に主に下記活動に取り組む。
1.データ集積とその一元化に向けたシステム開発・改善支援を行う。
2.各種データを分析し、組織の意思決定に必要なハザードマップ等のツールを製作する。
3.GISに関する知識・技術、活用の仕方についての講義やセミナーをスタッフに対して実施する。
4.オペレーションチームとITチームの連携を促し、現状の災害対策や将来的に必要な災害対策についての提案を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
Laptop PC1台、Computer 1台、衛星データ・ダム水位管理・大気汚染・各種地理情報に関するデータ
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
:防災課長(30代男性、大卒、勤続6年)
オペレーションチーム長(30代男性、勤続5年)
活動対象者:
オペレーションチームスタッフ(20代~30代前半、大卒、男性約20名)
5)活動使用言語
マレー語
6)生活使用言語
マレー語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚とのバランス
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:GISおよび下記実務経験
[参考情報]:
・リスク分析、ハザードマップ作成の実務経験
任地での乗物利用の必要性
自転車
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
24時間体制で稼動する防災課ではあるが、隊員の活動時間は基本的に朝から夕方の予定。状況によっては週末勤務も有り得る。