要請番号(JL00919B19)
募集終了
・2020/1 ・2020/2 ・2020/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
サバ州観光文化環境省
2)配属機関名(日本語)
環境保護局
3)任地( サバ州コタキナバル ) JICA事務所の所在地( クアラルンプール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 4.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
サバ州のあるボルネオ島は生物多様性に富んでおり、環境教育政策を州レベルで施行しているマレーシア唯一の州である。配属先は環境に関する政策、各種環境教育プログラムの監修、監督などを幅広く実施しており、2009年にJICA技術プロジェクトの支援を得て策定された「環境教育政策」の施行監督機関である。各関係機関がそれぞれ実施している環境教育のとりまとめや政策に関わるプログラムの評価・分析等を実施している傍ら、自身も環境教育を実施している。「サバ環境教育政策ネットワーク」事務局としての役割もあり、年間予算は136,600千円。15年続いたJICA技術協力プロジェクトは2017年に終了した。
【要請概要】
1)要請理由・背景
2002年に開始したJICA技術協力プロジェクトBBEC(ボルネオ生物多様性・生態系保全プロジェクト)により策定された「環境教育政策」を基にサバ州における環境教育と環境保全に係る啓発プログラムを実施してきたが、政策策定から10年近くが経過し、各プログラムの評価手法の見直しの実施、各教育プログラム改訂に関する提言や新しい手法の企画を検討している。マレーシア特有の多様性に富んだ環境を保全するための効果的な教育プログラムの提案に向け、日本での環境行政やNGO等での環境教育の経験の共有と、新しい手法の紹介を期待してのボランティアの要請に至った。サバ州では、前述のプロジェクトを始め、国立公園内やNGOでの環境教育、生物多様性に関する研究や環境保全分野でのボランティアが多く活動していたこともあり、JICAボランティアに関しての認知度は高い。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
マレーシア特有の生物多様性について理解を深めながら、既存の環境教育の改善と実施状況の評価を行う。
1. 環境教育プログラム(1.学校教員向け 2.生徒向け 3.就学前の子供向け)の内容を評価し、改善等について州教育局、配属先同僚と共に助言、提案する。また必要に応じてプログラムを実施する。
2. 気候変動に関する啓発運動が継続的に実施されるよう、既存データの分析、他国の取り組み等を調査する。
3. 2年に一度実施される環境教育の実施状況を環境教育政策モニタリングマニュアルに沿って分析、調査を実施し、必要に応じて調査方法や評価指標の改定、政策評価マニュアル第2版の出版準備を同僚と共に実施する。
4. 環境教育に必要な教材やパンフレットなどの作製の企画提案を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
机・プリンター等と執務室、環境教育プログラム評価に関する調査データ
4)配属先同僚及び活動対象者
副局長(女性・40代)経験20年 修士(環境政策学)
環境教育オフィサー(女性・30代)経験9年 学士(環境科学)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
マレー語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:理系または環境系学部だと望ましい
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:関係機関にアドバイスするため
[参考情報]:
・行政やNGO等での環境行政・教育の経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)