要請番号(JL00923A14)
募集終了
・2023/4 ・2024/1 ・2024/2 ・2024/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
人的資源省
2)配属機関名(日本語)
日本マレーシア技術学院 (JMTI)
3)任地( ペナン州ブキミニャク ) JICA事務所の所在地( クアラルンプール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は先端分野の技術を習得した高度技術者を養成し、現地企業のニーズに応える目的で1998年に設立された高等産業訓練校である。メカトロニクス工学科等の4学科を設置しており、学生総数は約600名、講師数約110名、年間予算は約4億円、17-35歳の学生や産業界就労者が入学・訓練受講する。3年間の教育課程修了後にディプロマ資格が、更に2年半の教育課程修了後に上級ディプロマ資格が得られる。他国の技術者等の派遣はない。1998年から2004年までのJICA技術協力では訓練計画策定や指導員育成等が実施され、以降延べ13名の隊員が派遣され講師指導にあたった。
【要請概要】
1)要請理由・背景
メカトロニクス工学科ではフレキシブル統合組立システムと産業用ロボットを用い、その操作方法等に関する授業および訓練を実施している。しかし上記システムや産業用ロボットに関する講師らの知識・技術力は十分ではない。このことがシステムと接続する機器の遠隔での操作やモニタリング、故障シミュレーションシステムや搬送システムの設計や運用など、より高度な技術を有した産業人材の育成にとっての妨げになっている状況である。学生は学習した内容を踏まえ3人1グループを形成しマイコンを用いた卒業製作課題に取り組んでいるが、上記システムとマイコンを繋ぎ操作する十分な経験を積ませることにより、企業ニーズに応え得る人材を輩出したいとの配属先の強い思いから本要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先同僚と共に、下記機材の操作方法等に関する資料作成および授業等を行う。
1..研修教材をもとに講師・学生、訓練生に対する講義・授業を行う。
2. 組立システムとマイコン制御を組合せ、最先端テクノロジーについてのデモンストレーション・講義を行う。
3. 現地企業や日系企業との関係を構築し、講師の技術能力向上と学生の就職先の裾野を広げる実技セミナーを実施する。
4. 可能であれば、FMS 200 SMCとMelfa RV-2AJの使用方法やメンテナンス方法等に関する研修教材を作成する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
Arduino mega 2560, Raspberry Pi, Computer、フレキシブル統合組立システム(FMS 200 SMC)、産業用ロボット(Melfa RV-2AJ)など
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
メカトロニクス工学科長(40代男性、修士、経験18年)
講師(40代男性、ディプロマ、経験22年)
講師(40代男性、ディプロマ、経験22年)
活動対象者:
同学科講師、学生(17-35歳男女、約210名)、産業界就労中の短期訓練者
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
マレー語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(高等専門学校卒)電気・電子 備考:講師への助言のため
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:講師への助言のため
[参考情報]:
・専門学校卒(電気・電子系)も可
・上記機材での実務経験(選択肢なし)必ず
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
配属先同僚の車両や配車サービス等での通勤になる可能性がある。
新型コロナウイルス感染症の感染状況等に応じ、活動内容は適宜配属先と調整する。
COVID-19感染拡大時期におけるオンライン授業では、Google MeetやZoomが使用されていた。