要請番号(JL00923A15)
募集終了
2代目
・2023/4 ・2024/1 ・2024/2 ・2024/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
首相府経済企画院国際協力担当総局
2)配属機関名(日本語)
サバ体操協会
NGO
3)任地( サバ州コタキナバル ) JICA事務所の所在地( クアラルンプール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 4.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先はサバ州青年スポーツ省登録のNGOで、器械体操、新体操、集団演技を指導している。新体操は、女子選手(5歳~18歳)が平日の放課後と週末の日中に練習している。当協会は父兄によって運営され、予算は選手の月謝及びサバ州スポーツカウンシルからの補助金である。マレー半島の都市部に比べると競技レベルはまだ高くなく、競技人口が少ないため実践の場が限られ、選手のレベルアップが課題である。2019年7月まで青年海外協力隊が活動し、2019年2月より1名の選手がナショナルチームの強化選手として選抜された。コロナ禍では人数制限等を設け感染防止を徹底した運営が行われ、オンラインでの大会も開催されていた。
【要請概要】
1)要請理由・背景
現在、就学前からシニアまでが選手登録しており、コーチ1名とアシスタントコーチ(兼選手)が指導をしている。練習施設は、州立体操場の競技用マット1面のみのため、隊員が練習内容やクラス分け、練習時間などを見直し、就学前クラス以外は1回3時間の練習を週3回確保できるよう工夫した。マレーシアには、国際ルール以外に独自のルールや技術レベル承認審査があり、それらは全国大会出場には必ずクリアする必要があるが、サバ州ではコーチ数の圧倒的不足等の課題があり、他州に比べ基礎体力、基礎技術の強化に後れを取っている。限られた練習時間と施設等の課題を乗り越え、多くの選手を育成する創造性のあるコーチング技術の提案、選手と現地コーチが楽しく競技に取り組める支援が期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
サバ州のチームが全国大会で上位入賞できるように以下に取り組む
1. マレーシア独自のルールを理解するとともに、国際ルールに則った指導法、演技構成や大会出場申請書類の準備・記入方法等を現地コーチと共有し、コーチのレベルアップを目指す。
2. 基礎体力、基礎技術向上の為の練習計画と内容を改善し、実施する。
3. 選手に直接指導を行い、日誌等を利用したモチベーションアップを計りつつ、怪我の予防等競技以外の知識も高める。
4. 団体競技のレベルアップに加え、ナショナルチーム加入を狙えるような個人選手の強化にも取り組む。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
新体操フロア(一面)、CDデッキなどの音響設備
4)配属先同僚及び活動対象者
同僚:コーチ4名(20-50代、コーチLevel 1&2,指導歴1-8年、パートタイム)、アシスタントコーチ(16-20歳、Level 1程、選手兼務) ※コーチレベルは4段階あり、1は初級
選手: 就学前約25名、小・中学生約45名、ジュニア・シニアの約120名(全国大会で8位入賞レベル)
5)活動使用言語
マレー語
6)生活使用言語
マレー語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(女性) 備考:女子チームの指導のため
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(競技経験)5年以上 備考:指導時に見本となるため
(指導経験)2年以上 備考:主に子どもを指導するため
[参考情報]:
・全国大会出場と同等の競技者レベル(必ず)
・国際審判(FIG)の知識(必ず)
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
平日は午後から夜間、週末は日中の指導があり、遠征等で休みは不定期。指導上英語が必要な場合もある。
新型コロナウイルス感染症の感染状況等に応じ、活動内容は適宜配属先と調整する。