要請番号(JL00923B15)
募集終了
1代目
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
女性・家族・社会開発省
2)配属機関名(日本語)
クダ州社会福祉局タマン・シナル・ハラパン・ジトラ児童養護施設
3)任地( クダ州ジトラ ) JICA事務所の所在地( クアラルンプール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機鉄道 で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
クダ州社会福祉局は高齢者、児童、障害者、母子家庭、青少年犯罪者更生などの支援を主な業務としている。障害者支援として入所施設や就労移行訓練センター等の運営の他、州内にある42ヶ所の地域リハビリテーションセンター(CBR)の管理・監督をしている。配属先である児童養護施設は2001年に設立された、15歳以下の児童を保護する施設であり、重度障害がある寝たきりの子どもが主に生活している。保護者が福祉局に相談するケースや、育児放棄されたケースなど入所者は全国各地から集まる。現在初代隊員が派遣中。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先には重度障害がある男児42名および女児26名、障害はないが虐待などの理由で緊急保護された数名が生活している。医師は常駐しておらず、医療専門職は作業療法士、理学療法士、看護師が各1名、免許がない介助員32名により24時間体制で介助にあたっている。障害に対する理解不足と人員の少なさから、子どもたちはベッドの上で終日過ごすか、走り出しなどを防ぐためのスペースで過ごしている。しかし、子どもの中には、環境の改善次第で自立活動が可能な子どもが多い。機能回復のリハビリテーションに加え、日々のアクティビティの実践や環境設定の大切さを関係者に浸透させ、1人でも多くの子どもの自立を図ることをねらいとし、継続した隊員要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1. 同僚作業療法士と理学療法士と共に、機能回復のリハビリテーションを実施する。
2. 同僚作業療法士や理学療法士と共に、環境設定の改善を提案する。
3. 介助員に対し、子どもの障害種別に合わせた支援方法を紹介・実践する。
4. 介助員に対し、より効果的で魅力的な日々のアクティビティの提案をし、 子どもたちと一緒にアクティビティに取り組む。
5. 介助員の身体的負担を減らすために、介助技術の紹介と提案を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
簡易な理学療法機器、水中療法用のスイミングプール、スヌーズレンルームなど
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:理学療法士(20代女性/経験6年)、理学療法士(40代女性/経験15年)、作業療法士(20代女性/経験2年)、看護師1名(30代女性/経験15年)
活動対象者:0-15歳以下の重度障害児約60名(脳性麻痺、自閉症、ダウン症、全般的発達遅滞、精神疾患、重複障害等)
5)活動使用言語
マレー語
6)生活使用言語
マレー語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(理学療法士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:同僚に助言するため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
COVID-19の影響により、赴任時には「予定されている活動内容」に変更が生じる可能性がある。