要請番号(JL00923B16)
募集終了
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
女性・家族・社会開発省
2)配属機関名(日本語)
クダ州社会福祉局高齢者課
3)任地( クダ州アロースター ) JICA事務所の所在地( クアラルンプール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機鉄道 で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
クダ州社会福祉局では、障害者・子ども・高齢者・青少年・災害時の支援など社会的弱者の支援を行っている。配属先である高齢者部門では、入所施設の運営、高齢者のエンパワメント、移動手段提供等を管理している。2030年に高齢化社会に突入すると予測される当国ではサクセスフル・エイジングのスローガンのもと、高齢者の社会、健康、経済、精神、および環境面の充実を進めている。特に社会的充実の促進として高齢者による高齢者のための場として地域に根差したセンターの設置が増えており、クダ州には13か所のセンターがある。クダ州においてはJICA海外協力隊の障害者や児童部門への派遣実績があるが、高齢者部門への派遣は初となる。
【要請概要】
1)要請理由・背景
2030年に高齢化社会を迎えるといわれている当国では、高齢者支援の基盤構築が広がりを見せている。医療事情の進歩に伴い高齢化が進む中、2002年頃に地域センター(PAWE)が導入された。主に定年退職後の元気な高齢者が、地域センターの活動で講師を務めたり、地元ボランティアを招き軽運動や語学クラスを開講するなど活発に活動している。現在州内に6か所ある地域センターでは、地域の有償ボランティアであるコーディネーターと地域センター利用者で構成されている管理組合による運営のもと、様々な活動を実施している。高齢者の社会、健康、経済、精神、および環境面の内、特に社会・.健康と経済面での充実を図る活動が期待され本要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
州内6か所の地域センター(PAWE)を巡回しながら主に下記活動に取り組む。
1. 地域やセンター内の人材、リソースを活用した生涯学習や軽運動などの健康管理の提案や改善を行う。
2. 家の中で長時間を過ごす高齢者が、興味を持って参加できるような魅力的な活動の提案と導入を行う。
3. 地域センターが地域に貢献できるよう病院や民間企業等との関係性を構築し、高齢者の社会参画の機会を設ける。
4. 地元ボランティアの得意分野を活かし、手工芸などの小規模事業を提案・販路開拓などに取り組む。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
パソコンや家庭菜園、血圧計やトレーニングジム、簡易キッチンなどがあるセンターがある
4)配属先同僚及び活動対象者
州福祉局担当(経験25年・50代男性)
各地区福祉事務所担当(30代の男女)
各センター担当コーディネーター(20歳代から60歳代の男女)
利用者:60歳以上の男女(60歳以下も活動に参加することは可能)
5)活動使用言語
マレー語
6)生活使用言語
マレー語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(社会福祉士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:利用者に合わせるため
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:高齢者に関する幅広い知識が必要
[参考情報]:
・高齢者の余暇活動に関する経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
任地は住民の多くがムスリムでイスラム色が強く、金・土曜が週末となり、日曜から木曜が活動日である。マレー語の北部訛りがある。
COVID-19の影響で「予定されている活動内容」に変更が生じる可能性がある。