要請番号(JL00924A10)
募集終了
・2024/3 ・2025/1 ・2025/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
ヌグリスンビラン州教育局スレンバン支所
3)任地( ヌグリスンビラン州スレンバン ) JICA事務所の所在地( クアラルンプール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先はスレンバン教育事務所管轄区内の特別支援教育に係わる業務全般を担当している。聴覚障害、視覚障害、知的障害、自閉症・学習障害など発達障害のある生徒の受け入れや登録、また特別支援教育担当教員の質の向上にかかる研修やモニタリングを実施している。管轄区内には特別支援学級が設置されている一般学校のプライマリースクール(日本の小学1-6年生)が30校、セカンダリースクール(日本の中学1年生-高校2年生)が18校ある。2024年度1次隊で中学校巡回を主な活動とする障害児・者支援隊員が派遣予定。
【要請概要】
1)要請理由・背景
マレーシアでは教育省管轄の特別支援学校で聴覚・視覚障害に対して教育を提供しており、日常生活活動や自立ができる児童は各州教育局管轄の一般校内に設置された特別支援学級で受け入れられている。後者各学校には特別支援教育の学位や修士を持った教員もいるが、短期研修受講後に特別支援学級配属になる教員も多い。そのため、専門的な知識や経験が少なく、障害の特性に合わせた教育・指導方法の導入、TEACCHやABA(応用行動分析)などを取り入れた授業や情操教育への取り組みが課題である。そこで、より効果的な教員の知識・技術向上と生徒の基礎学習・自立支援促進が期待され要請に至った。同配属先へ2名の隊員派遣を予定しており、本要請はプライマリースクールを巡回する内容である。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
域内の特別支援学級設置の小学校(プライマリー)を約6か月-1年毎に巡回し、教員と共に下記活動に取り組む。
1.教員と一緒にクラスに入り、ADHDや自閉症などの発達障害のある生徒への指導上の課題やニーズを探し、改善のための提案を行いワークショップを開催する。
2.個々の障害特性に合った教材・教具を身近な素材で作成・使用する方法を紹介し、教員と共に授業に用いる。
3..教員資格を持たない介助員や教員らと共により障害の重い児童の受入れ体制を整える環境作りに取り組み、生徒らが自立した活動ができるよう支援する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
各校の机、椅子、コピー機、プリンター、楽器、図工用具や体育館などの学校施設。
4)配属先同僚及び活動対象者
教育事務所支所員1名(特別支援教育経験3年、女性、50代)
特別支援学級巡回先の規模例
教員10名(25-55歳前後の男女、経験1-15年)
支援要員4名(22-55歳前後の男女、経験1-10年)
支援学級生徒は7-9名、学校最大5クラス
5)活動使用言語
マレー語
6)生活使用言語
マレー語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(特別支援学校教諭)
(教諭免許(校種・教科不問))
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚に合わせるため
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:同僚にアドバイスするため
[参考情報]:
・特別支援学校または学級での指導経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
巡回サイクルや学校選定詳細は、赴任後に配属先と協議して最終決定する。セカンダリー巡回隊員との連携も検討する。