要請番号(JL00924A11)
募集終了
・2024/3 ・2025/1 ・2025/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
ペラ州教育局 特別支援教育サービスセンター
3)任地( ペラ州イポー ) JICA事務所の所在地( クアラルンプール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 鉄道 で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
特別支援教育サービスセンターは各州教育局に設置されたワンストップセンターで、障害のある児童の早期療育のため多分野協働支援を目指し、障害評価・リハビリテーション・教員や保護者を対象とした療育相談を実施している。同州にあるセンターの管轄域内には、特別支援学校(主に聴覚障害を持つ幼稚園児・小学生対象)と小中学校に設置された特別支援学級があり、OT・PTを含む4名の職員で管理・支援している。各特別支援学校・学級は教科担任制で運営されており、児童の学校生活をサポートする支援要員も配置されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
特別支援学校や各学校には、特別支援教育の学位や修士を持つ教員もいるが、短期間の研修受講後に特別支援学級に配属された教員が多く、障害児教育の専門的な知識や経験が乏しいのが現状である。また、教育現場の実態として、軽度、重度、聴覚・視覚障害などが混在する学級などがあり、適切なスクリーニングや教育提供を促進する必要がある。特別教育支援を必要とする児童生徒に対する自立支援と早期療育のため、これらを改善し、配属先の多分野協同支援チームと一緒に活動しながらその支援内容を充実させ、障害特性に合わせた効果的な教育の導入、教員能力向上や保護者への支援などが期待され、JICA海外協力隊の要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
特別支援学校(聴覚障害、学習障害)や特別支援学級(学習障害、ASD、ダウン症、軽度知的障害など)が設置された小中学校を同僚とともに巡回し、以下に取り組む。
1. 障害がある児童生徒に対するチーム支援の課題やニーズを捉え、より効果的な支援のための提案と実践
2. 個々の障害特性に合ったリハビリテーションや障害評価などを紹介し、授業運営への助言や作業療法計画策定の支援
3. 支援チームに対して、より効果的で効果的な障害のスクリーニングや評価方法の紹介・提案
4. 管轄内の学校の教員、支援要員や保護者に対する研修会の企画・開催を通じて、障害特性に合わせた作業療法や自助具の紹介と提案
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
Assesment tool(※)、プリンター、机、ボールピット、トランポリン、キネティックサンド、肋木、ブランコ、スタンディングフレーム、ウォールクライミング、知育玩具など
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
センター長(50代、女性、幼児教育学士、28年)
コーディネーター(50代、男性、マレー語学士、15年)
作業療法士(20代、女性、OT学士、3年)
理学療法士(20代、女性、PT学士、3年)
活動対象:
配属先同僚、活動先教員、支援要員、児童生徒
5)活動使用言語
マレー語
6)生活使用言語
マレー語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(作業療法士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)教育学 備考:同僚とのバランス
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:実践力が必要なため
[参考情報]:
・特別支援教育現場・小児の療育経験 必ず
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
※TVPS4、BOT2、SPM2など
TEACCHやABA(応用行動分析)の知識や経験があると良い。