要請番号(JL00924B09)
募集終了
・2025/1 ・2025/2 ・2025/3 ・2026/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
女性・家族・社会開発省
2)配属機関名(日本語)
モンフォート ボーイズタウン
NGO
3)任地( スランゴール州シャーアラム ) JICA事務所の所在地( クアラルンプール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
カトリック系キリスト教の全寮制職業訓練校。同校を運営するNGOは、本校の他にマラッカ州、サバ州とシンガポールに同様の学校を運営している。16歳から22歳の孤児や中学校を中退した生徒を含む経済的に恵まれない家庭の男女を対象として、2年間の職業訓練と人間形成を行っている。学生数は約380名、職員数約60名。同校には人的資源省のカリキュラムに則った2年間の職業訓練コースがあり、機械工学、自動車整備、電気設備、設備整備、製菓製パン、ホスピタリティ、グラフィックデザイン&マルチメディアの7コースがある。同校へは2024年度自動車整備隊員の派遣を予定している。
【要請概要】
1)要請理由・背景
機械工学コースでは学生に対して金属加工の基礎理論から実習まで、マレーシアのスキル認定試験(SKM)に準じたカリキュラムに沿って理論と実技3:7の割合で、2名の講師により指導している。使用している汎用工作機械(カッターグラインダー、旋盤、フライス盤、研削盤)操作やAutoCAD、CNC機械での2D/3D製図について、講師の知識・技術レベルは基礎的であり、学生がよりよい就労機会を得るためにはより実践的で効率的な指導や個々の学生レベルに合った指導が求められ、本要請が行われた。とくにAutoCADを使用した製図指導、CNC機械や日本製工作機械使用の指導が期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
日本人の仕事に取り組む姿勢、責任感、安全管理などを講師と学生に示しながら、主に以下の活動を行う。
1. 学生に対して、AutoCADを使用した製図指導やCNC機械操作について、理論指導や実践的な実技指導を行う。
2. 機械加工全般の実技指導力向上のため、講師と加工技術や教授方法について勉強会を行い知識や技術を紹介し、授業改善を提案する。
3. 日本製工作機械(Suface Grinding Machine Okamoto, OGM250 Gring-X)の使用について指導する。
4. 可能な範囲で、汎用工作機械操作について、理論指導や実践的な実技指導を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
AutoCAD Lab(Mastercam)
CNC:Takang Vertical(VMC-650E)、EDM(Aristech)、Intec Wire Cut(WC3240-12M)、Lathe(Victor VTplus15)など※
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚: 2名(公立高等職業訓練校卒):
60歳代、男性、高卒相当、指導経験24年
20歳代、男性、高卒相当、指導経験2年
活動対象者: 学生約30名(16-19歳、男性のみ)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
マレー語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(男性) 備考:男子学生が大多数を占めるため
[学歴]:(高卒) 備考:同僚教員とのバランスのため
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:実技指導を行うため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
住居は校内にある職員住宅となる可能性がある。
※その他汎用工作機械:ツール&カッターグラインダー、旋盤(Victor、Denver)、フライス盤(Eumega)、研削盤(Okamoto)