要請番号(JL01222B04)
募集終了
3代目
・2023/2 ・2023/3 ・2023/4 ・2024/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国家経済開発庁ボランティア調整局
2)配属機関名(日本語)
国家酪農局東ネグロス州事務所
3)任地( 東ネグロス州ドゥマゲッティ市 ) JICA事務所の所在地( マニラ首都圏マカティ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
国家酪農局は1995年に農業省の管轄下に設立された組織で、酪農公社を前身とし国内にセントラルオフィスと5つの地域事務所を持っている。配属先はビサヤ地域事務所管轄下にある州事務所で、酪農組合及び組合員である地域の酪農家に対して、巡回指導やセミナー等を通じた酪農技術の普及、治療や人工授精等のサービス提供等の技術・経営支援を行っている。なお、近隣にあるドゥマゲッティ酪農協同組合の運営する牛乳加工処理施設と密接な関係のもと機能しており、実質的には酪農家の現場から牛乳の加工処理、販売までの一連の過程の管理指導に寄与している。協同組合からも家畜飼育の協力隊を要請中で、地域の酪農知識及び技術の向上を目指している。
【要請概要】
1)要請理由・背景
東ネグロス州は酪農が比較的盛んであるが、地域の酪農家は基礎的飼養管理技術が身についていない為、牛の能力を活かしきれず、牛乳の生産性が低いのが実情。このため、前任者は、対象酪農家に対し、生乳生産量の増加を目標に、代替飼料の提案や飼料管理指導等を通じた栄養改善プログラムや疾病(乳房炎)コントロールを実施。また個体数の増加を目指し人工授精や早期妊娠診断等の技術指導を行ってきた。配属先は、これらの取り組みを高く評価しており、この取り組みの定着を促進するため後任となる協力隊員の要請となった。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
下記活動について、地域酪農家を巡回しての指導も含まれるほか、同僚技術者との協働を通して、同僚技術者の技術/知識の向上も目指します。
1、加工場に運ばれてくる牛乳の乳汁中体細胞検査(直接鏡検法)及び結果に基づく農家への乳質改善指導の実施
2、基礎的飼養管理技術(特に繁殖管理、栄養管理)の指導/助言、暑熱対策の改善提案
3、乳房炎等疾病の治療と予防知識の普及
4、乳牛管理に関連するセミナーやトレーニングの企画及び実施支援
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
PC、プリンター、AIツール、液体窒素容器、顕微鏡、乳質検査器具一式(LactScan等、加工場所有)、注射器
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:代表者30代女性、技術者2名:20代男性1名、女性1名
活動対象者:対象酪農家は50件程度で平均3-5頭の乳牛を飼育している。
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:(獣医師)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)獣医学 備考:専門知識が必要
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:治療、酪農家への技術指導が必要
[参考情報]:
・牛の飼育経験及び繁殖管理経験が求められる
・一部山羊を飼育している農家もいる
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)