要請番号(JL01223A05)
募集終了
・2023/4 ・2024/1 ・2024/2 ・2024/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国家経済開発庁ボランティア調整局
2)配属機関名(日本語)
イロイロ州レガネス町役場 災害危機軽減管理事務所
3)任地( イロイロ州レガネス町 ) JICA事務所の所在地( マニラ首都圏マカティ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 2.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
イロイロ国際空港から車で30分ほどの距離に位置する同町は人口約37,000人、18の村(バランガイ)から構成されている。18村のうち6村は東海岸沿いに位置しており高潮に見舞われることが多く、その他の村も洪水、台風といった水害の影響を受けやすい地形にある。レガネス町役場の職員は25名、内、災害危機軽減管理事務所(DRRMO)の職員は6名。同DRRMOでは日本含め、国際ボランティアの支援を受けたことがなく、今回が初めての国際ボランティア受入れとなる。フィリピンでは2010年に災害危機軽減管理法が制定され、各自治体が防災事業に取り組むことが義務づけられており、同事務所でも災害への備えと対応を向上させることを目的として、防災事業への年間予算250万円程度が割り当てられている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
レガネス町の自然災害トップ3は、洪水、台風、高潮。町全体が水はけが悪く浸水しやすい地形であるため、雷雨、低気圧、台風による大雨や継続的な降雨によって引き起こされる水害への対策が必須である。しかし、これまで役場には防災システム機器がなく、雨量は川や海や浸水箇所まで職員が足をはこんで目視確認を行い、危険な状態であると判断しても、それを町内全住民にアナウンスする方法もないことが大きな課題であった。さらに避難に適している村は町中心部から離れた山間部にしかなく、大雨のなか移動して避難するには危険とされているのも課題である。今般、役場予算で水位レベルセンサー、CCTVカメラ等の防災システム機器を調達できることになり、これら機器を活用した災害対応能力強化への貢献をJICA海外協力隊に期待し、本要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先同僚やレガネス町の住民を対象に、以下の活動を行います。
1,配属先職員の災害対応能力の向上に資する訓練や研修を実施
2,緊急監視・早期警報システムに係る機器の導入サポートと運用についての助言
3,町内の学校12校を対象として、児童や教員にむけた研修等を企画・実施
その他、イロイロ州内に派遣されている他JICA海外協力隊との連携可能性がある
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
プロジェクター、プリンター、事務機器、レスキュー車(同僚の運転する車に同乗可)
2023年度予算で購入予定:災害予警報装置、水位レベルセンサー、CCTVカメラ等
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
職員6名(25歳~52歳)、うちカウンターパート1名(50代男性)
活動対象者:
レガネス町住民(約37,000人)、町の学校12校
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(専門学校卒) 備考:同僚とのバランス
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:事業の立案・実施に必要
[参考情報]:
・防災システム機器の取り扱い経験・知識
・自治体の防災計画・管理業務への関与経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)