要請番号(JL01223A14)
募集終了
・2023/4 ・2024/1 ・2024/2 ・2024/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国家経済開発庁ボランティア調整局
2)配属機関名(日本語)
マヨルガ中央小学校
3)任地( レイテ州マヨルガ町 ) JICA事務所の所在地( マニラ首都圏マカティ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
レイテ州タクロバン空港から、海岸沿いに1時間ほど南下した町にあるマヨルガ中央小学校。全校生徒約500名、教員21名の中規模な小学校で、周辺地域に住む住民の多くは、農業、漁業、小規模自営業に従事しており、主な公共交通機関はトライシケル。マニラまで移動するのにも使うタクロバン市内の空港まで出るには、乗合バスかバンを利用する必要がある。同校の校舎一部は数十年前に日本政府の支援で建設されており、老朽化してはいるが今も学級教室として活用されている。本校舎から少し離れた建物をコミュニケーションテクノロジー(ICT)実習教室としており、デスクトップPC11台とプロジェクター1台が設置されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
フィリピンでは2013年に「基礎教育改革法案」は制定され、義務教育期間の延長(10年制から12年制に変更)が施行されるなど、教育環境の変化と共に授業カリキュラムも大きく変更された。新カリキュラム(K to 12)では、主体的な学習を児童に促すことが教員に求められている。教育省はそれを実施するために、公立学校でも電子教材を積極的に取り入れるなどし、情報通信技術(以下、ICT)を利用した授業の実施を推奨している。さらに同校ではコロナ禍で多くの教員が教材の電子化を試みていたが、いまだパソコン操作になれていない教員は多く、ICT授業もPCの使い方を伝達するだけの一方通行の授業展開に陥っている。配属先では教員が電子機材やICTを利用し、そこから児童が積極的に学習に取り組める体制づくりを目指しており、今回のJICA海外協力隊要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
マヨルガ中央小学校に設置されている機材を利用しながら、教員が電子教材やICTを活用した授業が行える体制構築をめざし、以下の活動を行います。
1, ICTクラスを観察し、授業の質の向上に向けた助言やモジュール作成の支援を行う
2, ICTクラス担当教員への指導改善を通じて、生徒のICT技術を向上させる
3, 全教員に対し、各授業に活用できるソフトウェアやアプリケーションを紹介し、それらについて研修を行う
4, 全教員、生徒に対し、動画編集ソフトの使用方法など、通常授業にも応用できるICT技術を指導する
5, ICTクラス以外の時間にもICT教室を開放し、技術サポートを希望する生徒へ適切なアドバイスを行う
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
デスクトップPC11台(Windows10)、タブレット40台、プロジェクター、事務機器
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
マヨルガ中央小学校 教員21名。内カウンターパート1名(ICT担当、女性30代、教員歴9年)
活動対象者:
小学4年~6年生児童 約240名
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(専門学校卒) 備考:同僚とのバランス
[経験]:(指導経験)2年以上 備考:経験に基づく助言を要する
[参考情報]:
・ITパスポート取得か同等以上の知識・能力
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
普段あまり異文化に触れる機会のない子供達向けに、派遣されるJICA海外協力隊には日本文化紹介なども期待されています