要請番号(JL01223A15)
募集終了
・2023/4 ・2024/1 ・2024/2 ・2024/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国家経済開発庁ボランティア調整局
2)配属機関名(日本語)
ボロン小学校
3)任地( イロイロ州サンタバーバラ町 ) JICA事務所の所在地( マニラ首都圏マカティ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 2.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
ビサヤ地方パナイ島イロイロ州にある人口2,000人程の小さな町、サンタバーバラ町に位置する小学校で。イロイロ国際空港から車で約10分の主要道路沿いに位置し、周辺住民の多くは農業や自営業に従事するか、ジプニーを乗り継ぎ30分~1時間程の場所にある州都イロイロ市で就業している。2022年度の入学児童数は計165名(幼稚園23名、小学1年24名、2年20名、3年32名、4年22名、5年25名、6年19名)で、全学年1クラスのみである。フィリピンでは幼稚園~小学3年生では学級担任が全教科を受け持ち、小学4~6年生では科目専攻の教員が各教科を分担して教えるのが一般的だが、本校は各学年(幼稚園~6年生)に教員7名がそれぞれ割り当てられ、校長を含め計8名体制で運営されている小規模な学校である。
【要請概要】
1)要請理由・背景
2016年までフィリピンの初中等教育は10年生(日本での高校1年に該当)で終了していたが、2016年から『K-12』とよばれる12年制が導入され、それに合わせて新指導要領が制定された。同校ではそれら新指導要領に沿いながら、特に算数と理科の学力向上を目指している。しかしパンデミックの影響で2020年3月からフィリピン国内全ての教育機関での対面授業が厳しく制限され、同校児童らも登校できない状態が約2.5年も続いたため、全学年での基礎学力低下が深刻になっている。さらに、ボロン小学校周辺エリアは雨で浸水しやすい地形にあり、雨期には休校措置が取られる日も多々あるため十分な学習時間を確保できていない状況である。小学校全児童の学習意欲を高め、さらにこれまで重点を置いていた算数と理科の学力向上効果を期待し、JICA海外協力隊の要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
同僚教員と共に、以下の活動を行う。
1,理数科目にて、低学年児童が簡単に楽しく学べる学習方法を紹介する
2,理数科目にて、日本での教授法や教材作成方法を伝える ※楽しく学べるゲーム性の高い事例を紹介できるとなお良い
3,同僚教員を対象にした、上述知識・経験を伝えるための勉強会を企画・開催
4,算数と理科の、児童たちの基礎学力を向上させる
その他、学校行事やPTA活動の補佐、レイテ島内の他JICA海外協力隊(障害児・者支援/小学校教育)との連携の可能性がある。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
プロジェクター、プリンター等事務機器。 ※理科実験室のような教室はなく、実験機材もほぼそろっていない
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
校長 (60代女性)、各学年担当教員7名(女性6名、男性1名)の計8名。 内1名、カウンターパート(50代女性、教員歴30年以上)
活動対象者:
同僚教員、小学1~6年生の就学児童 約150名
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)教育学 備考:同僚とのバランス
[経験]:(教員経験)3年以上 備考:実務経験に基づく助言を要する
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
普段あまり異文化に触れる機会のない子供達向けに、派遣されるJICA海外協力隊には日本文化紹介なども期待されています