要請番号(JL01223A20)
募集終了
・2023/4 ・2024/1 ・2024/2 ・2024/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国家経済開発庁ボランティア調整局
2)配属機関名(日本語)
貿易産業省 第7地域事務所 フィリピン大学セブキャンパス内FabLab
3)任地( セブ州セブ市 ) JICA事務所の所在地( マニラ首都圏マカティ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 2.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
セブ州セブ市内にあるフィリピン貿易産業省の地域事務所で、職員数約40名。第7地域(Region7:セブ、ボホール、東ネグロス、シキホール)を所管している。経済成長による住民の生活の質の向上を目指し、中小零細企業へ商品開発スキル向上のための研修開催や設備投資、商品デザインの提供などを行っている。隊員は同事務所が管轄しているフィリピン大学セブキャンパス内にある『FabLab-UP Cebu』を担当する。FabLab-UP Cebuには大学職員2名が常駐しており、平日9~18時まで学内生徒・教員だけでなく、周辺地域住民らに開かれたモノづくり工房として運営されている。月20名程の利用者がおり、週末は近隣商業施設でのエキシビジョンに出展したり、子供向けモノづくり体験教室などの活動も行っている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
フィリピン中小零細企業開発計画(MSME Development Plan)では、イノベーションと技術競争力の向上が開発目標の一部とされている。しかし中小零細企業の製品には未だ包装、製造技術の低さなどが原因で市場に出せない低品質の製品が多くあり、中小零細企業、メーカー関係者たちに向けて新たな技術を紹介する必要があると配属機関は考えている。このような背景から米国マサチューセッツ工科大学が発案した、デジタルからアナログまでの多様な工作機械を備えた市民に開かれたモノづくり工房『FabLab』が2016年にフィリピン大学セブキャンパス内に設置された。FabLab標準機材に加え、各種ハンドツール類も充実しているが、常駐職員の専門外である工作機械等について指導できるスタッフがおらず、一部機材を活用できていないのが現状。FabLab-UP Cebuの可能性をさらに広げていく役割を期待し、今回の隊員要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先同僚と、中小零細企業、メーカー、イノベーター、学術関係者を対象とし、以下活動を行います。
1.FabLab-UP Cebu を活用した技術(FabLab利用者にとっての新たな製造手法)を紹介する
2.FabLab-UP Cebuを活用したセミナー、実演ワークショップ等を通じてモノづくりの指導を行う
3.FabLab-UP Cebuにある機材を有効に活用できるよう、使用方法について指導を行う
4.新たな製造手法の一環として、廃棄物ゼロを推進するため廃棄物を材料とした、環境に優しい新製品デザインを提案する
その他、セブ州に配属されている他隊員との連携可能性がある。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
FabLab運営に要する標準機材(レーザーカッター、CNCマシン、ミリングマシン、ビニールカッター、3Dプリンター等)、デジタル刺しゅう機、各種ハンドツール等
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
第7地域事務所職員 約40名
内1名、カウンターパート(30代男性、勤続歴7年)
活動対象者: フィリピン大学FabLab担当職員2名
主にセブ州を中心とした、第7地域の市民(中小零細企業、メーカー、イノベーター、学術関係者)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚とのバランス
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:実務経験に基づく助言を要する
[参考情報]:
・産業デザイン、またはFabLab管理経験が必須
・FabLab標準機材の操作知識が必須
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)