要請番号(JL01223A29)
募集終了
・2023/4 ・2024/1 ・2024/2 ・2024/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国家経済開発庁ボランティア調整局
2)配属機関名(日本語)
プロジェクト・インクルージョン・ネットワーク
NGO
3)任地( マニラ首都圏マンダルヨン市 ) JICA事務所の所在地( マニラ首都圏マカティ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 0.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
2013年設立のフィリピン現地非営利団体プロジェクト・インクルージョン・ネットワークは、障害者のエンパワーメント、障害者インクルージョン、障害者の社会参画を通じて障害者の可能性を発現させ、地域社会の理解を促進し、彼らがさまざまな機会へアクセスできる社会の実現を目指している。障害者の就労に向けた技術支援、事業主との調整を主な活動としており、複数の大手企業との連携によってこれまで計2,500名以上もの障害者の雇用機会を創出している。フィリピン全土にパートナー団体がおり、オンラインでの定期的なやり取りだけでなく、現地視察の機会もある。国際ネットワーク組織ILOのメンバーでもあり、世界中の関連団体と積極的な意見交換を行っている。年間予算は約2,000万円。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同団体では、複数の大手企業から障害者雇用枠の提供を受けているが、スタッフとして紹介できるまで研修を完了した訓練生(障害を持った生徒)が居ないことが課題で、多くの雇用機会を損失していると悩んでいる。コロナ感染拡大防止のための行動制限が緩和されだした2022年に、障害者の自己啓発、就労準備、コミュニティ参加を支援する目的で、自団体に教育センター(Educable Center)を試験導入し、カリキュラム等を試行錯誤しながら作り出しているところである。また、これまで企業寄付等に頼っていた団体の資金調達手段も見直し、持続性のある運営にシフトする必要があるとも考えており、収益につながる事業の創出も検討中。日本の障害者・児支援分野の経験・知識の共有と、新たな視点での助言を期待し、JICA海外協力隊の要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
同僚スタッフと共に、以下の活動を行う。
1,教育センター研修プログラムを観察し、改善の提案、新たな教材開発のための支援
2,教育センターでの研修やワークショップのファシリテーション
3,団体スタッフ向けの研修企画・運営
4,日本での障害者就業支援分野における知見の共有
5,フィリピン国内の小学校特別支援センター(特に移行支援クラス)に所属している障害児・者支援職種隊員との連携
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
プロジェクター、パソコン、コピー機、その他事務用品
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
団体職員 11名
内、教育センター事業担当3名(20~30代)
活動対象者:
就労支援プログラムを受講する障害者(10代以上。視覚障害、聴覚障害、学習障害、精神障害等)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(特別支援学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)教育学 備考:同僚とのバランス
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:
[汎用経験]:
・障害者を対象とした活動経験
[参考情報]:
・障害者就業支援センター等での実務経験歓迎
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
研修プログラム受講者は独自でオンライン・対面での就労支援研修プログラムを受講できる障害の程度。(日本では障害の状態によって「等級」がわけられているが、フィリピンではこのような等級分けがされていない。)