2023年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL01223A30)
募集終了

国名
フィリピン
職種コード 職種
I102 障害児・者支援
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
2代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2023/4 ・2024/1 ・2024/2 ・2024/3
パロ第一中央小学校 校舎 特別支援センター教室 授業の様子 特別支援センター教室(1) 特別支援センター教室(1) 特別支援センター教室(1)

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

国家経済開発庁ボランティア調整局

2)配属機関名(日本語)

パロ第一中央小学校特別支援センター

3)任地( レイテ州パロ町 ) JICA事務所の所在地( マニラ首都圏マカティ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 2.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先はレイテ東海岸に位置する、パロ町(人口約7万人)にあるパロ第一中央小学校付属の特別支援センター。学校全体(幼稚園~小学6年)では児童約2,000名、教員65名を有し、同地域にある小学校10校のなかでも特に大きい規模の学校。併設している特別支援センターも地域内で良く知られ、児童数は年々増えており、2019年度にはセンター専任教員も5名から6名に増員されていた。常時80名以上の児童(5歳~30代)が在籍しており、個別クラス、2~10名程度のグループクラスと編成を分け、入れ替え制で授業を行っている。教員らは聴覚障害、視覚障害、知的障害、自閉症等の障害の種類ごとに分けられたクラスと、より年齢層の高い(10代~)生徒を対象にした移行支援クラスをそれぞれ担当している。

【要請概要】

1)要請理由・背景

配属先は障害児・者への質の高い教育の提供と社会参加をめざし、初代JICA青年海外協力隊と共に教具教材の作成、セラピールームの立ち上げ、日系企業での職場体験実習などを実施してきた。それまでは、家族の代わりに一時的に障害児・者を預かる場所として利用している感が家族にも教員らにも強かったが、JICA海外協力隊の派遣により教員たちの意識に大きな変化が見られ、個々の障害児・者のレベルに合わせた教育や訓練に取り組むようになった。質の高い教育の提供とその定着にむけ2代目JICA青年海外協力隊を派遣したが、コロナ感染拡大の影響により派遣後半年で緊急退避とならざるを得なくなり、学校も2020年3月から約2.5年もの間、対面授業が制限され、児童たちへの十分な教育支援が行き届かない時期が長く続いていた。2022年11月から同センターでの対面指導が再開されたため、再要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

同僚教員と共に、以下の活動を行う。
1,個々の児童・生徒の障害のレベル、特徴に合わせた個別指導方法の改善を支援する
2,クラスの授業内容、活動計画、教具、教材の作成を支援する
3,児童・生徒の経験の多様化に応じた生涯学習や社会参加を目指した課外活動等の計画と実施を支援する
4.特別支援センターファンデイや、創立記念日など、学校行事の補助を行う
その他、レイテ島内の他JICA海外協力隊(障害児・者支援/小学校教育)との連携の可能性がある。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

プロジェクター、プリンター等事務機器。
クラスルームに設置しているバランスボール、平均台、トランポリン、弁別学習教材等

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
パロ第1中央小学校教員65名
活動対象者:
・特別支援センター教員6名(教員歴3~15年)
内1名、カウンターパート(20代後半女性)
・特別支援センター児童 85名(※隊員の専門分野や経験を考慮し、配属クラスを決定する)

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

英語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(特別支援学校教諭)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(短大卒) 備考:同僚とのバランス

[経験]:(実務経験)2年以上 備考:経験に基づく助言を要する

[汎用経験]:

 ・障害者を対象とした活動経験

 ・特別支援学級での活動経験

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

特別支援センターの在籍児童は、学校までの移動は家族などのサポートが必要だが、授業については独自で出席できる程度の障害。
(日本では障害の状態によって「等級」がわけられているが、フィリピンではこのような等級分けがされていない。)